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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2008/2/7-9 6ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 予約2000円 当日2500円
作：岩井秀人[ハイバイ] 作：北川陽子 演出：篠田千明 舞台監督：佐藤恵
美術：山本ゆい 照明：伊藤啓太 照明オペレーション：佐々木文美
音響：星野大輔 衣装：藤谷香子 振付：野上絹代 宣伝美術：天野史朗
写真：加藤和也 制作：山本ゆい 企画：山北健司、篠田千明 協力：A-team
映像：佐々木文美(アニメーション) 中林舞（キネカリ／素材提供：美しい亡霊）
野上絹代（ビデオダンス）
2/7、8 14時の回終演後、ハイバイ版上映＋日替わりゲストによるトーク
出演：
初音映莉子、NAGY OLGA、大道寺梨乃、中林舞、野上絹代 ：ヒドミまたは影
山崎皓司 ：ヨシヒロ
三浦俊輔 ：サブロー
2008/2/8(金)晴 8:06-9:28PM(1'20)正面前方 客席超満員(100?人)
客層：サブカル好き女子と男子、コアな演劇ファンと友人、スーツ客数人。男女半々
客入れ：混み合ってますと荷物預かり。入口2階。2面舞台。正面ベンチ4椅子1、
サイド ベンチ2椅子1。空席誘導みっちり。フランクなお姉さん達とシャイな外国人
男性が常駐、きさくなトークで客席を和ませ。手前の「都庁」や「ヒルズ」が観にく
いけど、気にすることなし。ちなみ映像は正面壁に投影。折り込みチラシそれなり。
パンフA4両面。予定。現在名での活動は休止、新しいチームでスタートするとか。
場に拘るみたいね。物販。パンフ A5 50円。安いし、売れ行き好評。DVD500円
バッチ250円。 カーテンコール1回2分 そのままビール一杯100円でオープンパー
ティ。
初見ねこ。コスプレ系キャバクラ勤務兼アニメ作家の主宰もと、クリエイター達が
集い2004年旗揚げとか。今回、2005年ハイバイ上演小品をリミックス。
舞台。2面の白壁、そこここから飛び出す絵本とコラージュした日常イラストが現れ
客席の淵にトーキョーの模型。サンシャイン、都庁、ヒルズ、新宿御苑がそれっぽい
土地配置で置かれ。蛍光灯を並べた照明群が白壁下と客席手前、白々としたコンビニ
場面で点灯。
お話。親の顔が見たいよな、名前をもつ少女。渋谷でナンパ、嬉し恥ずかしい恋人
通しなのかな。横恋慕する亡霊サブロー＠自宅下コンビニがうざったくも平気な幸福
は長く続かず、相手は醒め冷たい仕打ち。一人上手に泥沼漂い、世界に一人、自分が
どうしてここにいるのか、恋人と幸福な記憶が現実がどうか、わからなくなる少女。
とても楽しく、とても切ない。トーキョーの自由と孤独を愛するココロここにありの
感。一目でお気に入りねこ。「私」という孤独を複眼的に描く。主人公はコロスを
兼ねて一役5人。それぞれのキャラ、国籍の違いを問わず、影となり日向となり。
視点は神の目な俯瞰から、ココロの奥底まで自在にジャンプ。映像、ビル模型やミニ
カーが即物的にまた遊び心をもってサポート。人間マリオ(マイム)や人間メール
(口から巻紙)ら、モノの肉感的なとらえ方もまた。色彩は主人公の心情に寄り添う。
衣装はガーリーなパステル、無地のチェニックにボーダーシャツ、アーガイル柄ら
ソックス等。恋人とすれ違い始める後半から、すべて脱色＠ナトリウム灯。とか。
突飛顔そうで、スタンダードなのにはふーん。そんなこんなと自由に作劇して描くの
は、ままならない主人公の有様という逆説な演劇的演出。ビジュアルを駆使しながら
基盤はあくまで会話(自問自答含)と言葉重視なこととか。次回からは場にこだわる
らしく、一層期待されるねこ。
役者。初音映莉子さん。おかげで同時期の城山羊の会出演はお休み？…、
はさておき。ツンデレというか、つんとすました美少女演技がいつもながらいい感じ。
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