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＠東銀座 歌舞伎座(2008/8/9-27 19ステージ)
http://www.kabuki-za.co.jp/
一等席12000円 二等席84000円 三階A席3500円 三階B席2000円 一階桟敷席14000円
第三部
一．新歌舞伎十八番の内 紅葉狩 もみじがり
作：河竹黙阿弥
勘太郎 ：更科姫実は戸隠山の鬼女
巳之助 ：山神
高麗蔵 ：従者右源太
亀蔵 ：従者左源太
鶴松 ：侍女野菊
市蔵 ：腰元岩橋
家橘 ：局田毎
橋之助 ：余吾将軍平維茂
二．野田版 愛陀姫 あいだひめ
作・演出：野田秀樹 美術：堀尾幸男 照明：勝柴次朗 衣裳：ひびのこづえ
振付：藤間勘十郎 音楽・作調：田中傳左衛門 補曲：今藤長龍郎、田中傳次郎
音響：内藤博司 映像：奥秀太郎 立師：渥美博 演出助手：田尾下 哲
舞台監督：藤森條次 狂言作家：竹柴徳太朗
七之助 ：愛陀姫
橋之助 ：木村駄目助座衛門
勘三郎 ：濃姫
三津五郎：織田信秀
勘太郎 ：鈴木主水之助
亀蔵 ：多々木斬蔵
彌十郎 ：斎藤道三
扇雀 ：祈祷師荏原
福助 ：祈祷師細毛
2008/8/10(日)晴 6:15-9:12PM(内訳下記）花道七三脇より 客席超満員(2000人)
客層：大人よりの老若男女。浴衣の方ちらほら。携帯鳴らすとんま少々。
客入れ：当日券完売？。補助椅子が1階と2階最後尾にあり。一幕見は満杯。
特設ポスターや展示のたぐいなし。物販。筋書1200円。今月は買おうかな。
甘味。めで鯛焼きは1階物販所へ移動。早々に売り切れ。3階売店がちょっと寂しい。
ゆで小豆、アイス最中とかいつも通り。即売はミニ名札。
愛陀姫は原作オペラを忠実にわかりやすく翻案するけど、登場人物の心理脚色とか
今回のポイントを知る上で、予習は吉。 カーテンコール 1分2回。スタオベ少々。
気軽な時間と料金設定のはずも、歌舞伎ブームでそうはいかない三部制。野田秀樹の
新作歌舞伎でますます話題の第三部。
・紅葉狩
舞台。能がかりの松葉目もの。大きな松、一面の紅葉。
お話。平維茂一行、山中で姫に酒宴に誘われるも、しらず酩酊。実は鬼女の企みで。
きりっと絵に描いたよに常時男前の橋之助・維茂。のほほん顔から意外な悪相への
変化が鮮烈な、勘太郎・更科姫。舞踊、立ち回り、珍キャラ・山神登場など、あれ
これあって楽しいバラエティ。
・愛陀姫
舞台。全編２倍速。リバーシブルに動く背景衝立と、移動式家屋であれよあれよと
転換。戦闘場面はＣＧで急速。凱旋行進では象が出る像。浮きものはラストでも
活き。
お話。将軍と案配よく結ばれようと手練手管の姫君。その奴隷、実は敵国の姫は
同じく将軍を恋しながらも自国を思い、愁いに沈む。将軍は彼女を思うが、自国の姫
はそれを許さない。戦争と宿命に恋を阻まれる3人のストレートな悲恋物語。
原作をなぞり、快速展開。祭司を狂言回しとして脇に置き、笑いと恋人達の運命の
悲しさをバランス良く浮かばせ。七之助・愛陀姫、橋之助・駄目助座衛門が堂々と
直球勝負。勘三郎・濃姫の憎しみは、しかし品良く収まった印象でもひとつ。
鎮魂ではなく、さらなる憎悪で終わるラストが今日につながり。
美術ら装置に工夫、スピーディで見た目も楽しく。音楽は、まんまなアイーダトラン
ペットを始め、オペラの持ち味をいかして編曲。後半は、アダージェットで切なさ
募らせ。ラストの仕掛けが思い出されて、今も堪らないねこ。
第三部 幕見料金
紅葉狩 6:15-7:22 700円
幕間30分
愛陀姫 7:52-9:11 1300円
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