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 歌舞伎座 歌舞伎座百二十年 秀山祭九月大歌舞伎 夜「盛綱陣屋/鳥羽絵/河内山」

 @東銀座 歌舞伎座(2008/9/2-26 25ステージ)
 http://www.kabuki-za.co.jp/
 一等席15000円 二等席11000円 三階A席4200円 三階B席2500円 一階桟敷席17000円

 夜の部
 一.近江源氏先陣館 おうみげんじせんじんやかた 盛綱陣屋
 吉右衛門:佐々木盛綱
 玉三郎 :妻早瀬
 福助  :高綱妻篝火
 松緑  :信楽太郎
 宜生  :高綱一子小四郎
 玉太郎 :盛綱一子小三郎
 桂三  :竹下孫八
 由次郎 :古郡新左衛門
 歌昇  :伊吹藤太
 歌六  :北條時政
 左團次 :和田兵衛秀盛
 芝翫  :盛綱母微妙

 二.干支に因みし戯れ絵の趣親子鷹 鳥羽絵 とばえ

 富十郎 :下男升六
 鷹之資 :ねずみ

 三.天衣紛上野初花 河内山 こうちやま
 作:河竹黙阿弥
 
 吉右衛門:河内山宗俊
 染五郎 :松江出雲守
 芝雀  :腰元浪路
 錦之助 :宮崎数馬
 桂三  :近習大橋伊織
 宗之助 :近習黒沢要
 種太郎 :近習米村伴吾
 吉之助 :近習堀江新六
 吉之丞 :後家おまき
 由次郎 :北村大膳
 歌六  :和泉屋清兵衛
 左團次 :高木小左衛門

 2008/9/7(日)曇 4:30-8:58PM(内訳下記)三階最前下手 客席8,9割(1500?人)
 客層:20-30才代と中高年、昼より男性率高め?。
 客入れ:当日券。B席に空席結構あり。夜はお客少なめ、みんな演舞場へ?。開場は
 4時ちょっと前。携帯電話を鳴らす人やまず、困ったもの。ほか、昼と一緒。

 昼に続いて、歌舞伎様式たっぷりの夜。いつも昼夜通しなねこだけど、当月はとり
 わけ満腹感強く、やや食べ疲れ状態なり。

 ・盛綱陣屋
 舞台。陣屋屋敷。
 お話。兄弟ながら敵味方の佐々木高綱と盛綱。武士の心、忠義と家族愛で板挟み。
 せめぎ合いの狭間で犠牲になる子供、しかし戦は止まることは無し。

 うたい文句通り、豪華配役。こまったもんだなな設定、義理と人情を計りにかけても
 結果がでないせめぎ合い。を品位と強さを併せ持った吉右衛門らが歌舞伎なグルーブ
 で好演。絵柄としても眼福。福助・篝火は持ちキャラに生々しいけど、抑制されてて
 ○。

 ・鳥羽絵
 舞台。商家。暖簾に蕪、棚に枡。
 お話。ネズミを追う番頭、立場が入れ替わったりのユーモア舞踊。

 子供の成長は早いねな、鷹之資君。長男と楽しげ、洒脱に舞う富十郎○。

 ・河内山
 舞台。質屋。旗本?屋敷。
 お話。悪坊主だが、位は直参並みの河内山。質屋では難癖、出雲守の屋敷でお使い
 坊主に化け、しらっと詐欺。正体ばれても堂々と啖呵きりの食えない奴。

 悪い奴には見えないけど、堂々として気持ちよい吉右衛門・河内山。七五調の台詞を
 面白く、たっぷりと聞かせてくれ。凄みある啖呵、引っ込みで一喝の大音声とも◎。
 染五郎・出雲守のキレそうな危うさもいい感じ。もっと暴れてもよさそうだけど。


 昼の部 幕見席
 竜馬がゆく   11:00-12:12 700円
         幕間30分
 ひらかな盛衰記 12:42-2:31 900円
         幕間20分
 日本振袖始   2:51-3:43 900円

 夜の部 幕見席
 盛綱陣屋 4:30-6:23 1000円
      幕間30分
 鳥羽絵  6:53-7:09 600円
      幕間15分
 河内山  7:22-8:58 900円

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