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＠大阪八尾 八尾プリズム 小ホール(2009/9/27 1ステージ)
全指定 一般3500円 18才以下1000円 当日300円増
http://prismhall.jp/
＠豊橋 9/19 ＠可児 9/21-22 ＠広島 9/25 ＠兵庫 9/29
作：柳美里 演出：金守珍［新宿梁山泊］
舞台美術アドバイザー：朝倉摂 舞台美術：大塚聡＋百八竜
照明： 泉次雄［（有）ライズ］ 音響：大貫誉 振付：大川妙子 殺陣：佐藤正行
舞台監督：村松明彦［（財）可児市文化芸術振興財団］
プロデューサー： 衛紀生［（財）可児市文化芸術振興財団］
制作：澤村潤、渋谷江厘［（財）可児市文化芸術振興財団］
企画・製作：（財）可児市文化芸術振興財団 http://www.kpac.or.jp/
出演：
山口馬木也：李 栄敏（リ ヨンミン)
山田ひとみ：李 栄貴（リ ヨンギ 栄敏妹)
金守珍（キンウンス代役) ：アボジ（父) [新宿梁山泊]
椎原克知 ：金宮 浩 [文学座]
広島光 ：田中隆二 [新宿梁山泊]
上原弘之 ：金 順謙（キム スンギョン) [劇団1980]
湯澤俊典 ：申 寿英（シン スヨン) [劇団1980]
渡会久美子：コーリャンバーのママ [新宿梁山泊]
染野弘考 ：コーリャンバーのボーイ、客 [新宿梁山泊]
松山愛佳 ：朴 永玉（パク ヨンオク) [文学座]
小林由尚 ：カンフーの男、姜誠（カンソン）[新宿梁山泊]
南かおり ：コーリャンバーの女達、女生徒Ａ
今井和美 ：コーリャンバーの女達、女生徒Ｂ
傳田圭菜 ：安 花（アン ファ)
2009/9/27(日)晴 2:04-4:02PM(1'55)後方下手 客席ほぼ満員(360人)
客層：子供からじじばばまで、町内会な老若男女。アットホームな雰囲気。
客入れ：当日券あり、詳細不明。補助椅子はなし。係員数が潤沢なのは公共ホール
らしいところ。誘導など丁寧にあり。折り込みチラシ少々。パンフ A4 3ページ。
長文の挨拶、再演までの履歴、配役ほか。再演にあたっての公開放談「演劇の「シア
ワセ」の記録添付。物販なし。カーテンコール2回3分。花束贈呈あり。ひまわりの種
を全プレ。終演後、作演出、役者との座談会がロビーにて開催。狭いし、椅子がほと
んどないのに。劇場内でやらないのは、バラシの都合でもあるのかしらん。
愛知県可児市文化創造センター館長・劇場監督による、名作復活シリーズ。
柳美里が自らの劇団・青春五月党に書き下ろした作品。今回初演と同じ、金守珍演出
にて、17年ぶりに再演。
舞台。黒い板敷き島舞台。ちゃぶ台、座椅子。袖と後方に鉄くず、スクラップの
自転車。空に月が照り。
お話。蒸発した母親を待ち続ける父親と、取り残された兄妹。愛と裏切り、失い続け
る在日韓国人一家の悲劇。
壊れた家族は元には戻せない、哀しい現実がガツンとくるねこ。兄妹と周囲の暖かい
交流や、コリアン・キャバレーの賑わいととも、闇を否応なく浮かばせる。悪い方へ
とひたすら転がる後半。血で書いたような激しい台詞が続き。兄が自らの手で愛する
者を葬り、ハングル語のアイデンティティを取り戻す場面。哀しすぎて、でも力強く
て、堪らないねこ。透明な青の灯り、血に塗られたよな紅い月が壮絶に美しくて、
これもまた強印象。役者はガチンコ勝負の熱演。刻む山口馬木、可憐な山田ひとみ
に拍手ねこ。
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