＠赤坂見附 赤坂RED/THEATER(2009/12/26-1/3 10ステージ)
http://www.red-theater.net/
全指定 前売3300円 当日3500円 学生 前売2000円、当日2500円
28-30 年末学生割引 前売・当日共に1000円
作・演出：青木秀樹 音響効果：笠木健司（とんかつ音房） 照明：床田光世
美術：ステファニー（劇光族） 舞台監督：塚本修 美粧：増田加奈
宣伝写真：安藤青太 宣伝美術：野間口幸子 衣裳協力：浅利ねこ（劇団銀石）
Web制作：小林タクシー（ZOKKY） 今回お休み 板倉チヒロ 木村美月
制作：床田光世、安井和恵、野崎恵、遠山浩司 企画・製作：office crome
出演：
久保貫太郎：山田(自称同級生)
金沢涼恵 ：果歩(その妻)
渡邉とかげ：ナツコ（自称妻）
小林義典 ：羽村（警察官）
花戸祐介 ：堅田(フリーター)
森下亮 ：越中 (売れない漫才師)
鶴田祐也 ：諸味里(売れない漫才師)
北川大輔[カムヰヤッセン]：萩岡（刑事）
武子太郎 ：久谷（刑事）
奥田ワレタ：平畑（精神科医）
中川智明 ：鰐淵
幸田尚子 ：亀山
2009/12/28（月）晴 8:14-9:46PM（1'30)中段中央 客席超満員(200人)
客層：学生多そうな20才、20-30才代社会人、後おじさんとおばさん。
客入れ：年末学生割引価格のためか、学生ぽい人多め。当日券多量、44人？が通路、
補助椅子。開場12分開演14分押し。レイトショーで遅れるのはやめてくれよん。
最前Ｂ列、チラシは緑のビニール袋入り。客入れ音楽がいつものオリジナル生演奏で
なく、既成であれれ。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ オールカラー
はいいけど、黄緑地に同系色文字って薄明かり下では判読不能ねこ。綺麗な写真付き
配役は他の劇団も見習ってほしい。物販。Ｔシャツ 2500円。物販員(女子)のオシャ
レ度は都下演劇界随一かも。 ほか、ゴミ？グッズ500円即売。ほとんど初日に売れて
しまった模様。 カーテンコール1分1回。
年越し公演(初詣イベントあり)、関西上京組も多そう。
舞台。真ん中にコンクリートの塚。前面エンジ色の重り袋が3つ、下手ではテーブルと
椅子が吊られ。前者が催眠中、後者が現実場面で降りて切り替え。塚の左右には巨大
な袋が置かれ。
お話。夢で殺人を犯したと自首する人間が続出。事件にならない事件を調べる内に、
催眠術を操る男が浮かび。聞いてみるとこの男、脳内殺人によって幸福感を得られる
ように、夢操作ができると言う。男には記憶消去の得意技があり、どうも肝心なこと
は覚えていないらしい。らちがあかないため、ポジティブなハッピーマンな漫才師が
催眠潜入捜査に抜擢され。殺人なんぞ望まない性行で太刀打ちできるかと思われたの
だが。
クレイジーでポップな持ち味はそのまま、すっきりと判りやすく仕上がった今回。
このクオリティなら、PARCO劇場プロデュースとかメジャー進出も夢じゃないと思う
ねこ。お得意の現実と妄想が交錯する、サイコサスペンスな物語。美術の昇降で場面
変化を提示、向こうからやってくるな導線をクロスさせて、シンプルも立体的に演出
夢中殺人で幸福感を得て救われる、ブラックで荒唐無稽な発想。催眠術中はわけわか
らん高速会話が歌うように交され、これにつっこみも忘れず、笑いぽこぽこ。
現実側のキャラもヘンテコ、帰国子女な刑事・萩岡の天然ぶりには爆笑ぞくぞく。
2回繰り返した後、ハッピーマンが介入、現実と妄想が歌合戦やら対決モードと
なり。もう狂ってて素敵に盛り上がり。結局、夢中の銃乱射が現実をも席巻し、
ハッピーマン自失のどシニカル着地。ここで、現実＜＞妄想切り替えの重り袋は
降りたきり＝後者なのに、ふーみねこ。全てはハッピーマンの夢ということかしらん。
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