＠大崎 アトリエヘリコプター(2010/1/2-4 4ステージ)
前売・当日とも2000円
舞台監督：榎戸源胤 照明：山口久隆 制作：尾原綾
1．五反田団 俳優のニセモノ「黒田の一生」 51分
出演：
黒田大輔[THE SAMPOO HAT]：黒田
前田司郎 ：赤堀
大山雄士 ：大山
神里雄大[岡崎芸術座]：海賊王
宮崎晋太郎：黒田のタメライ
坊薗初菜 ：黒田の母
折原アキラ：海賊奴隷
中川幸子[五反田団]：鴻上尚史
斎藤洋介[東京ELECTRIC STAIRS]：野田秀樹
立蔵葉子[青年団] ：平田オリザ
平田晴香 ：海賊の右腕
平塚陽子 ：海賊の花嫁
菊川朝子 ：演劇好きな海賊
西田麻耶[五反田団]：海賊
内田慈は用事のため出演せず
お坊ちゃま ほろ酔いトーク(前田司郎、黒田大輔、斎藤洋介）
2．紅虎会「泣き赤獅子」7分
兵藤公美[青年団]、榎戸源胤：踊り
中川幸子、西田麻耶：獅子
坊薗初菜、折原アキラ、ザ・プーチンズ：楽隊
トーク
3.ハイバイ 「演技道」のニセモノ「金子たけのりの半生」32分
作：岩井秀人 演出：永井若葉
出演：
金子岳憲、吉田亮、平原テツ、上田遙[以上ハイバイ]
町田水城[はえぎわ]、墨井鯨子[乞局]、師岡広明、菅原永二[猫のホテル]
休憩21分
4．ザ・ノーバディーズ(京都) 2010年のロック音楽の演奏 20分
宮部純子：吹くやつ
浅井“わっしょいハウス'浩介：叩くやつ
肥田知浩：その他のやつ
演奏曲：
M1耳鼻科 M2平成二十二年 M3図書館員 M4正月
トーク
5.グミの実 南天 山椒の木「こけしのおしゃべりと詩の朗読」21分
江川瑠衣、山本由佳[以上 むっちりみえっぱり]、望月志津子
トーク
6.ザ・プーチンズ「万有引力」18分
街角マチオ(ギター 川島イタル)、街角マチコ(テルミン 佐藤沙恵[むっちりみえっぱり?])
cf. FM立川 東京ウェッサイ内コーナー
トーク
2010/1/3(日)晴 7:08-10:15PM(1'33/休21/1'12)正面前方中央 客席満員(90人)
客層：20-30才代中心、男女半々。役者さん結構。
客入れ：定時20分前 整理番号順呼び出し。開場時で40人ほど。トイレが男女別各
1箇所なので、駅トイレ含め開場前に済ました方が○。桟敷1、ミニ椅子1、ひな壇に
パイプ椅子5段。サイドに椅子2段。正面で中央寄りならどこでもいいかも。
折り込みチラシそれなり、パンフ A5 4ページ 挨拶、配役、予定。次回公演。
2月中旬 いわきの高校生との合同公演。11月下旬 新作
物販。ザ・プーチンズ CD1000円？ ザ・ノーバディーズ 300、500円。ポストカード
64(むし)カフェ。豚汁300円 焼売100円 甘酒200円 素材重視の大人に美味しい味わ
い。エスプレッソ200円 ビール350円ほか。例年通り 隣の工房で舞台美術展 同時
開催中。
ギリギリに告知された年始恒例イベント。劇場快適、無料ワインサービスやら、心地
良いく、のほほんと小劇場の演劇祭を楽しむねこ。
・「俳優のニセモノ?黒田の一生」
お話。演劇人の黒田と劇団主宰の赤堀らは連れだってTDL。場内に入ってなおさら
五月蠅い演出家・赤堀。リアルとはなんぞやと講釈、知らないのに仕切りたがり。
やがて、海賊に捉えられ、海賊王と対決するはめに。得意分野勝負は「演劇」。
かくして、魂の芝居(赤堀談)でエチュードに望むのだが。
小劇場演劇を描く演劇、でパロディ。ちと悪趣味に、時折真顔で役者と演技を巡って
あれこれ。脱力ぶりにくすくす、内情話しに苦笑。THE役者・黒田さんのさまざまな
表情らリアクションが愉しいねこ。
各演目間のつなぎで、今年もワイングラス片手のお坊ちゃまトーク。欲張りな前田が
あれもこれも観たがり語り。
・「泣き赤獅子」
お話。村人と仲良くなりたいのに、おいらは赤獅子だからママならぬ。
段ボールの獅子舞ら、なんちゃって伝統芸能。居丈夫美女な兵藤公美さんがきりっと
舞い。脱力とそうでもないのと、獅子舞から子獅子飛び出し趣向とか、雑多に愉しい
小編。
前衛演劇がまたみたいと前田。
・「演技道のニセモノ?金子たけのりの半生」
お話。役者・金子の道程ならぬ、童貞と演劇を巡る半生語り。ほぼ実話とか。彼女
なしの中学高校、演劇学校へ進み、ファシスト演出家と恋人との出会い。いずれも
別の意味でもんもん。蜷川カンパニーに入って「四谷怪談」やら出演、自分の演劇を
訴え。認めてくれたのは恋人の恋敵という、嬉し悔しさ。
複数でのナレーションが小気味よく、金子さんが情けなく熱演とか、うっかり感動し
そうになるねこ。演出・永井さん、役者を巧くいかしてなかなか。
音楽が聞きたいと前田。
・ザ・ノーバディーズ
京都の不思議アコースティックバンド演奏。歌詞が聴きづらいのが難。
また演劇がみたい、でも長いのはもういい、ちょっとした演劇がみたいと前田
・「こけしのおしゃべりと詩の朗読」
構成。タイトルまんま。こけしより役者がよくみえる、額縁人形こけし芝居。合間に
現代詩を朗読。
アンチエイシング、勘違い(チェーン店＝実際に鎖で繋がれた店)、借金地獄を語り
ながらお賽銭は万円(神様は金額でランク付と確信）、変な珠算など、あちこち飛ぶ
思いつき語り。呑気なのか、世知辛いのか、なにを考えているのやらな問答にくす
くす笑い。さらに、こけしへの執着と、よくわからない面白さ。
デザート的なものをみたいと前田。新年の抱負、心身を鍛える、いろいろ吸収する。
・「万有引力」
構成。マトリューシカを並べる黒衣（目が光る）。ギターとテルミン、弾き語り
トーク。団子拾って食べろ、怪獣やっつける、ヒルトンは守れないと、身も蓋もない
ような不思議歌詞。次回公演のＰＲを織りこんだり、わかってもらえなかったり、
険悪になりかけながら、のどかに演奏。投稿ハガキを人生相談コーナー。
すっぽ抜けた間が愉快。演奏はかっちりと聞かせ。のんびりと不思議な時間を過ごす
ねこ。
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