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＠八幡山 八幡山ワーサルシアター(2010/4/22−5/2 15ステージ)
http://worsal.com/theater/
全自由 前売4500円 当日4800円
作：Joe Penhall 演出：千葉哲也 企画：中嶋しゅう 翻訳：鴇澤麻由子
舞台監督：村田明 照明：吉川ひろ子 音響：藤平美保子 美術：中村公一
衣裳：コウダアツコ 演出助手：野崎美子 宣伝美術：富田中理
制作：横内里穂、角前敦子 製作：シーエイティプロデュース
プロデューサー：江口剛史（シーエイティプロデュース）、田中浩補(RIDEOUT)
http://www.stagegate.jp/top.html
出演：
中嶋しゅう ：スミス(シニアコンサルタント、フラハティの指導者)
チョウソンハ：クリストファー(境界性人格障害と診断される)
千葉哲也 ：フラハティ（クリストファー主治医)
2010/4/25(日)晴 6:03-8:41PM(1'28/休11/58)奥側前方 客席超満員(70人)
客層：20才代女性と中年男性中心。中年層3，4割。
客入れ：当日券あり。会場間際で20人ほど。目があうと恥ずかしい対面客席。どっち
でも可。ひな壇奥側3列、入口側3列＋追加2列。折り込みチラシ少々。パンフ A4 両面。
プロフィール、用語解説、スタッフ。物販なし。カーテンコール1回1分。熱心な拍手
沸き。
実力派俳優3人による密室室内劇。劇場が駅近で便利。
舞台。センターステージ。ベット一つもいれれば一杯の白い小部屋。マメ型テーブル
、キャスター付き椅子。入口側壁に清浄機、鮮やかなオレンジをいれたボウル。
反対側の控え室前にミネラルウォーターのサーバー。明かりは白々とした蛍光灯。
廊下戸外は患者らの心象・それぞれの正常/異常につれ、ブルーとオレンジに劇的に
染まり。
お話。フルーツのオレンジが青色に見える、妄想に囚われるなど、精神疾患を抱えて
いるらしい青年。じっくりと治療をしたい主治医。異議を唱え、退院を奨める指導
医師。青年の病気はなにか、治療可能なのか。病院経営、医師のキャリア、人種問題
が絡んで、泥沼万歳と面倒な状況になっていく。
丁々発止、個性爆発の演技バトル。緊張の糸を緩めずも、緩急、剛柔の案配も良く、
最後までたっぷり楽しめたねこ。前半は青年の症状を巡って深刻しごく、中盤から
どっちが患者かというほどに、医師達のトラブル模様が現れて、シニカルコメディ色
を帯び。割り切れない、訳がわからない人間の複雑さ、切実な問題を、ジェットコー
スターな、しかし自然体なレールから外さないスリリングな演技演出で描いて○。
一筋縄でいかないおじさん役者2人にガチンコで絡む、チョウソンハ君に拍手。
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