[ホーム]（ 個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠新宿 シアターモリエール(2010/5/4-5 3ステージ)
全自由（整理番号付) 前売3500円 当日3800円
出演：劇団ひとり
2010/5/5(水祝)晴 2:33-3:43PM(1'40)最前方中央 客席ほぼ満員(180？人)
客層：20-30才代中心、町内会に幅広く。女性7割。後方は関係者ばかり？。
客入れ：店舗や車の邪魔にならないよう、列誘導あるも整列はなし。10番毎呼び
出し。開場時で7，80人ほど。平床に13，4列。千鳥配置もこの劇場の見にくさは
いかんともし難し。空席誘導丁寧にあり。折り込みチラシ数枚、パンフなし、
物販なし。カーテンコール1回 礼のみトークなしの潔さ。
芸人と言うより司会者、作家としてねこ認知の劇団ひとり。原点回帰の1人芝居集
久々の公演とか。
構成。9人9癖のおかしな人達。ヤンキー、悪役先生、開き直り落語家、覗き魔
好青年、殺人シンガーとか。
きちんと演じ分け、しっかり屈託。もっとピン芸活動をしてほしい、もったいないと
思うねこ。ワンアイデアの設定が面白く、かと思うと意外な方向に暴走とか、結構
自由。切実で滑稽、どのキャラの哀愁がどことな漂い、いい感じ。MCなし、カーテン
コールは一礼のみとそっけないのも心地良し。
今日のネタ
1．「春樹」
2．「熱血先生」
3．「三題噺」
4．「チューレン」
5．「死なすもんか」
6．「馬犬牛鳥病院」 (馬ヘンに犬)(牛へんに鳥)で各一文字
7．「満田アナ」
8．「ジェニファー」
9．「はいさい！」
1．「春樹」
サングラスにリーゼント・茨城のヤンキー。空港好きがきわまって暴走した先輩話。
当人といえば、最近カローラの良さがわかってきたらしい。
お馴染みの持ちキャラで、つかみはOK。
2．「熱血先生」
PUMAのジャージ、ホイッスルの体育教師。生徒と話がしたいと親しげに。いじめの
噂が信じられないと探りをいれ。誠心誠意の物言いで、中身は腹黒。
きっぱり悪者キャラで教師を演じ、黒い笑い。嫌な感じも払拭して好感。
3．「三題噺」
学校で落語鑑賞。見事に聞いていない生徒から、三題噺のねたを募る落語家。楽しい
のがいいなと言うはなから、リストカット、レイプ。楽しい感じにしてというと、
マリファナ。わかりましたと語り始め。
ネタらしいネタ、よくできていて楽しいねこ。前半の困り顔、後半のまけてない噺の
でっちあげぶり○。
4．「チューレン」
髪べったり、含み声の用務員。嫌がらせを受けていることに抗議。フレミングの左手
（だったか）哀しい法則。哀れやら、滑稽やら。
これもお馴染みキャラ。マイムが妙に巧くて、笑うねこ。
5．「死なすもんか」
白セーター、ジャケットにスラックスの好青年。爽やかに覗き魔、ある日自殺志願者
を覗いてします。これから死ぬんならパンチラをみせて。パンチラについて熱く語り
始める男。
しれっと誠心誠意の変態ぶりが愉快。真顔なのに、いちいち言うことがおかしくて○。
6．「馬犬牛鳥病院」 (馬ヘンに犬)(牛へんに鳥)で各一文字
白衣にニット帽子。山奥の病院で急患。でも人の治療したことがないからなあ。
王道のコメディ設定も、後半血液型占いどうこうで暴走してオチなしで仕舞い。
意外性が面白いねこ。
7．「満田アナ」
ジャージの胸に番号。アミーゴなんちゃっらの芸人志願。髪ぼさぼさ。母親に褒めら
れたという早口言葉を披露。会場に好きなアナウンサーを見つけて、ミーハー。
無自覚な痛い人をそれだけで滑稽に演じ。仕草も妙。
8．「ジェニファー」
黒ずくめ、ニットの帽子も黒は、パンティ泥棒。
バカキャラねた。アメリカンなノリの良さがくだらなさ増長。
9．「はいさい！」
弾き語りシンガーのコンサート。歌った親類縁者が次々と怪死を遂げて、殺人シン
ガー呼ばわり。巨大掲示板のスレは28の注目株。今日も警察がきている。一世一代の
掛けをすると言うが。
困りぶりで見せる、たっぷり芝居の一幕。終わりが見えるネタだけど、楽しませて
くれ。
[月間一覧］