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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2010/7/17-29 4ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 前売・予約3000円 当日3500円
＠鳥取 鳥の劇場[スタジオ] 7/24-25 2ステージ
作・演出:朴根亨 バク・グニョン 翻訳:石川樹里
演出助手:李銀埈 舞台監督:李在洙 音楽監督:崔恩? 舞台美術:金海龍
照明:朴宰徹 照明オペレーター:朴美女那 音響オペレーター:權?善
字幕オペレーター:金？希 舞台:金大？舞、金範錫、李浩雄、安聖一
制作:李虎烈
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 第17回BeSeTo演劇祭実行委員会
後援：中華人民共和国大使館、駐日韓国大使館、韓国文化院
出演：
張榮男 チャン・ヨンナム：妻
金英弼 キム・ヨンピル ：夫
金柱完 キム・ジュワン ：義弟
李珪會 イ・ギュフェ ：義父
金東炫 キム・ドンヒョン：消防士
2010/7/19(祝月)猛暑 1:03-2:53PM(1'49)中段中央 客席満員(70人)
客層：20歳代女性とおじさん中心。男女半々。
客入れ：開場時20人ほど。ゆるゆると満員。字幕が下手端、芝居の邪魔にならない
けど、目がロンパリとなるのが嫌。折り込みチラシ厚め。パンフ A4 1枚。
配役表がほしいねこ。あと、役者プロフィール。物販なし。カーテンコール1回1分。
かなり熱心な拍手沸き。
2009年・韓国新演劇100周年企画にて初演。俳優さん達はスター級とか。
舞台。アパート装置。まるで舞台裏とベニヤ素地と見せる壁。中央ドア内はトイレ。
上手におなじ酒瓶整然、下手にタンバリンいくつか。上手に入り口ドア。上方は骨組
を露にみせ。
お話。映画監督の夫は作品づくりに東奔西走してほぼ不在。留守を預かる妻は、生活
のためというか、寂しさ紛らわすためカラオケコンパニオン。ついでにアル中。
穏和な義父は、友人の葬式で喪服姿の逃げた妻を見かけて、首吊り自殺。
引きこもりの義弟は慢性便秘、死後も苦しみを訴える死体の義父をみて苦悶。
夫婦はといえば、悲しみながらも義父の死体をほったらかし。ついで妻の不義が
発覚しても、夫は受け入れ！?顔。当座の問題ではないかというように。
ブラックユーモアの佳作。自殺、引きこもり、不義、家庭崩壊とネガティブテーマの
見本市。も、独特の笑いで包んでイヤミならず。生きてるようなとほほな首吊り死体
切実さが滑稽なトイレと便秘とか奇妙な仕掛けが妙味を生み。みたいものしか見えない
（撮らない）映画監督とか、痛烈な風刺かまし。非日常的なとこがあっても、全体
わかりやすい台詞と展開でして、楽しめるものとし。他の作品もみてみたいねこ。
役者。うまい役者が適度にほぐれた演技でして○。義父役のおじさんの哀感が
なんともおかしく、ファンになったねこ。
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