[ホーム]（ 個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠大阪なんば 大阪松竹座(2011/2/1-25 25ステージ)
http://www.shochiku.co.jp/play/shochikuza/
全指定 １等席13650円 ２等席7350円 ３等席4200円
通し狂言
彦山権現誓助剱（ひこさんごんげんちかいのすけだち）
作：梅野下風・ 近松保蔵
序幕 第一場 長門国住吉鳥居前の場
第二場 同 社前の場
第三場 同 郡城下馬場先の場
二幕目 長門国吉岡一味斎屋敷の場
三幕目 第一場 山城国眞葛ヶ原浪宅の場
第二場 同 釜ヶ淵の場
四幕目 第一場 豊前国彦山杉坂墓所の場
第二場 同 毛谷村六助住家の場
大詰 豊前国小倉立浪主膳正本陣の場
出演：
仁左衛門：毛谷村六助
孝太郎 ：一味斎姉娘お園
愛之助 ：京極内匠
竹三郎 ：一味斎妻お幸
松也 ：一味斎妹娘お菊
薪車 ：衣川弥三郎
猿弥 ：若党佐五平
彌十郎 ：吉岡一味斎、杣斧右衛門
段四郎 ：衣川弥三左衛門
2011/2/5(土)晴 11:00-3:35PM(内訳下記)3F前方上手 客席9割?(950人)
客層：20-30歳代最多に中高年まで女性8，9割。
客入れ：筋書1500円 仁左衛門ポスター付き。舞台写真は40枚ぽち。幕見席はなし。
当月昼夜の松竹座、来月は国立の主役と、やるきの仁左衛門。昼は通常「毛谷村」
単独が多い同作品の通し上演。
舞台。神社前、長屋、田舎の屋敷。毛谷村では上手に白椿、下手に紅白梅、緑の
小袖が干され。 お話。以下、なじみの毛谷村に至るまでの一部始終。気のいい山賤
の六助は剣の達人。微塵弾正の仕官の夢をかなえるため、わざと 御前試合に負けて
やり。そんな六助の前に謎の虚無僧、実は師匠・一味斎の娘お園が 現れ。彼女が
告げるには自分は許嫁、父親が暗殺されたと。やがて、微塵弾正こそ、仇とわかって…。
京極内匠の悪さがよくわかって、すっきり。陰惨な場が前にあってこそ、毛谷村前半
の楽天と敵討ちの快哉が活きるのだと納得。通し上演を観た甲斐あり。明晰な発声で
悪役はどうよと思われ、実際冒頭とかの愛之助。これがなかなか。白塗に黒紋付も
栄え、やっぱ悪い男は素敵と女子に思わせる、クールな色悪ぶり。
これに、ほんわかと暖かく、まっすぐな六助・仁左衛門が好対照。取り巻く周囲、
とくに女形がええ感じ。愛嬌ある女丈夫、孝太郎・お園、きりっとした婆、お幸・
竹三郎、可憐なお菊・松也。善悪と応援したくなる通し上演、ともに居並んで
昼はこれまでの挨拶にすっきり拍手するねこ。
昼の部 上演時間
彦山権現誓助剱
序幕 二幕目 11:00-12:15
幕間35分
三幕目 12:50-1:25
幕間20分
四幕目 大詰 1:45-3:35
夜の部 上演時間
盟三五大切
序幕 二幕目 5:00-6:22
幕間35分
大詰 6:57-8:29
[月間一覧］