初演チラシがネット上で見あたらないのでここでＵＰ。 ＠初台 新国立劇場 小劇場（2011/8/3-11 14ステージ）
http://www.nntt.jac.go.jp/
全指定4800円 バルコニー席（LB・RB列）3800円
脚本：成井豊[キャラメルボックス] 演出：中屋敷法仁[柿喰う客]
美術：原田愛 照明：松本大介 音楽：佐藤こうじ 音響：大久保友紀
スタイリスト：花谷律子 ヘアメイク：山本成栄 舞台監督：矢島健(太郎屋)
イラストレーション：GEN’S WORKSHOP 加藤タカ デザイン：柳沼博雅
舞台写真：伊東和則 製作総指揮：加藤昌史 プロデューサー：伸村和生
協カ：ソネットエンタテインメント 制作協力：ゴーチ・ブラザーズ
主催・企画・製作：ネビュラプロジェクト 芸術文化振興基金助成事業
出演：
出演： ＞ 過去上演 配役 本役 乱痴気ステージ8/7s クサナギ： 多田直人 鍛治本大樹
カブト ： 熊川ふみ[範宙遊泳] 林貴子 ヤンマ ： 深谷由梨香[柿喰う客] 丼上麻美子 アゲハ ： 原田樹里 コロ[柿喰う客]
ウラシマ： 鍛治本大樹 永島敬三[柿喰う客] ナナコ ： 渡邊安理 深谷由梨香[柿喰う客]
ムロマチ： コロ[柿喰う客] 原田樹里 アヅチ ： 大村わたる[柿喰う客] 村上誠基[柿喰う客] モモヤマ： 永島敬三[柿喰う客] 多田直人 ミドリ先生：川田希 渡邊安理 アオタ先生：村上誠基[柿喰う客] 森下亮[クロムモリブデン] 力ニタニ： 七味まゆ味[柿喰う客] 川田希 サルサワ： 井上麻美子 熊川ふみ(範宙遊証) ウスイケ： 林貴子 右手愛美[柿喰う客] 郵便屋、駅長、ヤンマの母： 森下亮[クロムモリブデン] 七味まゆ味[柿喰う客] アゲハの母、駅員： 右手愛美[柿喰う客] 大村わたる[柿喰う客]
2011/8/3(水)曇 7:01-9:06PM(1'58)最前方下手 客席8割(320人)
客層：20-30歳代中心に、中高生〜中年層まで。男女半々。
客入れ：最後尾2，3列に空席結構埋まり。バルコニー席はほとんど空き。
制服女子達が数人。開演前に多田、七味2人で携帯断など諸注意。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4両面 配役、スタッフ、予定。
次回公演 8/6-29「降りそそぐ百万遍の雨さえも」＠サンシャインほか。
物販。パンフ A4 30ページ オールカラー 1300円。役者ページ、座談会、
上演記録など。Tシャツ 2800円。カーテンコール 3回7分。
多田さんから挨拶、カミカミすぎて深谷さん思わず笑い。初日特典 半券で
当日券半額のお知らせ。三回目は、森下さんが引っ張り出され、2劇団でない
役者も頑張ってますから等もごもご。柿では恒例のアフタートークなし。
89年初演 成井さん27才作品の4演。外部劇団とのタッグは14年ぶりとか。
今回、初演回帰な20歳代後半の演出家、役者中心で上演。初演以来22年ぶりに
みるねこ。
舞台。前回公演とシリーズな抽象幾何学装置。とってもアスレティックで意地悪な
急階段。全体らせんの一部状、踏み段が平らでなく、上下方向は下げ、左右方向は
段ごとに方違え。立てばバランス、登ればスタミナ、下れば機動力が問われる
試金石。
お話。ナツヤスミの中学校。プールに入りたくないばっかりに水を抜き、大目玉を
くらう少女と仲間の3人。は不可思議なカップルに出会う。カメラに撮ってもらうと
自分らの姿はなく、プールもないって一体全体？。
ブライテストに輝くぅ、弾けるぅ、零れるぅ 等身大・真正面ファンタジー。
80年代の明るさ、世界と人を信じる率直な言葉をエージレスパックに瑞々しく
蘇らせた舞台。年代は今に変えたけど、時事話題は初演を残して、違和感を
うまく出したり。暗転板付きからの冒頭演出は、身体性とリズム上等の柿演出で
驚かされて面白く。成井脚本の短いセンテンスでのリズム、テンポとの相性よく、
出逢ってしまいましたな運命的なものも感じさせつ。沸く入道雲に青い夏空な
上げ上げな演技、止まるものとてない総力戦・全員野球舞台をノリノリで楽しんで
しまうねこ。ガジェットもちりばめ。ミドリ先生の失神昏倒後のお約束シークエンスや
アオタ先生の増す包帯とか、お楽しみねこ。
結構、勝手気ままに一人語りぽい台詞の中にも、切実な訴えかけで響くものあり。
そこらは柿歌舞伎様式はひそめて、現代口語台詞を直球演出でしっかりと届け。
かりっとした外と、しっとりとした中のハイブリッドな美味しさを楽しむねこ。
特異なストレスフルな舞台装置。は、そこに止まること、歩み出すことの意味を
役者の身体から語りかけて、言わずともわかるな説得力あり。千秋楽まで無事に
駈け抜けてほしいと、まじ思うねこ。
役者。カブト・熊川ふみ。初演の伊藤ひろみとか、キャラメル伝統の男子みたいな
女子キャラを見事踏襲。母親役・コロ。男女が売り？の彼女だけど、今回は変容
なしで渋くストレートプレイ。まじめに女丈夫、カッコイイ。とぼけた先生・
村上誠基。いちいち面白く、脇にいても余計な小芝居をして楽しませてくれ。
キャラメルファンの話題をさらいそう。ほか、柿の役者はアクの濃い持ちキャラで
キャラメルの役者は堂々と、ともに歌い上げるように発声よろしくして、心地良し。
・ご参考 初演 再演（ねこ未見） 第12回公演 第18回公演 1989/8/26-9/3 1991/8/6-11 13ステージ 青山円形劇場 シアターサンモールほか 指定2200円 大阪、神戸
クサナギ： 西川浩幸 ← カブト ： 伊藤ひろみ ← ヤンマ ： 石川寛美 ← アゲハ ： 渡辺宏美 岡田さつき/町田久実子 ウラシマ： 福本伸一[サラリーマン新劇喇叭屋] 上川隆也 ナナコ ： 大森美紀子 ← ムロマチ： 津田匠子 遠藤みき子 アヅチ ： 小倉真一 松野芳久 モモヤマ： 上川隆也 佐藤吉司 ミドリ先生：中村恵子 ← アオタ先生：近江谷太朗 ← カニタニ： 真柴あずき ← サルサワ： 成瀬さとみ ← ウスイケ： 横倉のり子 板垣悦子 郵便屋 ： 松野芳久 今井義博 車掌 ： ー 今井義博 アゲハの母：遠藤みき子 町田久実子/岡田さつき クリサキ： 高橋光恵 − カキヌマ： 松井恵美麻 − ヤンマの母：平山啓子 坂口理恵
3演 2003年（ねこ未見） http://www.caramelbox.com/stage/natsuyasumi2003/index.html
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