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こまばアゴラ劇場 サマーフェスティバル汎-PAN-
＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2011/9/6-7 2ステージ)
http://www.komaba-agora.com/
全自由 予約 一般2000円 学生1800円 当日 一般2200円 学生2000円
振付・演出・出演：クリタマキ http://kuritamaki.blogspot.com/
照明：井坂浩(青年団) 舞台協力：木皮成 カメラマン：吉川マサカズ
チラシデザイン：司馬香織、クリタマキ 制作：縄田倫子ほか
主催：(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 企画制作：クリタマキ、
(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 技術協力：鈴木健介(アゴラ企画)
制作協力：木元太郎 芸術監督：平田オリザ
2011/9/6(火)曇 7:36-8:22PM(45)中段中央 客席7割(30人)
客層：20-30歳代演劇ファンと友人知人、中年演劇関係者。男性8割。
客入れ：整理番号順呼び出し。ひな壇に椅子4列。床ダンスがあるので前方が
いいかも。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 2ページ。挨拶、クレジット。
物販なし。カーテンコール1回。
梶井基次郎の檸檬と愛撫をダンス化する試み、なのかな。初単独公演とか。
舞台。素舞台。ここが生檸檬の海になる後半。
構成。私のフェチズム語り。猫の耳をパチンとしたくなる誘惑。その悦楽と恐れ。
手を延べて躊躇う、ロールして繰り返す。白のふんわりワンピ女子。檸檬をかぎ
体に当てたりして戯れる。床においてかじりとる。酩酊したように、シャンソン。
浮かれ騒ぎ、壁にも登る。激しく檸檬を喰らう、種を飛ばす。乱調ドラム。床に
多量(300個超）の檸檬が流れる。ふらふら。檸檬を胸元にいれ、落としては繰り
返す。床からかじり、取っては後方に投げる。無音。檸檬を蹴り飛ばす、選ぶ。
再び酩酊。かきむしりギター。ロール、檸檬咥え、壁に投げる。再び、一つの檸檬
を手の甲に乗せて戯れ、愛でる。床に置いてぷいっと去る。
悦楽と恐れ、現実と妄想に揺らぐ、危うくチャーミングな女子ダンス。猫耳パチンの
いけない誘惑に始まり、檸檬を愛でる官能的陶酔と憎しみ？へと拡張。檸檬洪水と
高揚するダンスが相まって、のめりこみ型の盛り上がりをみせ。手振りと仕草まじり
の振付はミニマル。演出のあれこれ工夫とともに、もっと言語が増えても思うねこ。
あれこれしたくてなゴツゴツ感あれど、私の思う文学作品アプローチは面白く、いろ
いろ挑戦してほしいねこ。
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