＠大崎 アトリエヘリコプター(2011/11/17-20 ステージ)
全ほぼ自由席(整理番号付き) 予約・当日とも2000円
作・演出 前田司郎 照明：山口久隆（S-B-S) 制作：榎戸源胤、清水建志、
門田美和
出演
西田麻耶(ボランティア代表)
後藤飛鳥(ボランティア副代表)
大山雄史(ボランティア)
中川幸子(ボランティア)
前田司郎（後藤飛鳥の弟）
宮部純子（司郎の会社社長の娘）
山田は急病のため降板
2011/11/17(水)晴 7:35-8:53PM(1'18)正面前方 客席満員(90人)
客層：20-30歳代中心、中年層ぽちぽち。男女半々。
客入れ：整理番号順に呼び出し。開場時で30人位。通常の客配置。正面桟敷1、
ミニ椅子1、ひな壇にパイプ椅子5列。サイドはミニ椅子1、パイプ椅子1。
素直に正面席が見易し。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 4ページ。
手書き挨拶。体のことを考えてつくったとか。メンバーも手書き挨拶。予定。
1/2-4新年工場見学会。1-2月「びんぼう君」4都市ツアー。6月「宮本武蔵(仮)」
＠三鷹市芸術文化。 物販。過去上演台本とか。 カーテンコール1回。
身体性どうこう実験を本公演に活かす、けど内容なしと煙に巻くパンフ挨拶文の
番外公演。劇団員（って誰だっけ）ほぼ全員そろうのは久しぶりとか。
舞台。床に平台、ちゃぶ台、壁際に子供がシールを貼ったタンス。
お話。マダム西田、ボランティアに目覚め、千羽鶴を折るサークル発起。当初志しに
共感した、フリーターの大山と中川だったが、西田の上から目線の物言いに耐えつつ
我慢の日々。食材は成城石井だけ、東急が混じると夫が気づくからだめとか。呆れて
聞いていると「愚鈍」呼ばわりされる始末。
西田友人でボランティア副代表の後藤。陰で西田をカダフィ呼ばわり、ついに袂を
分かち、付いていけないフリーター達も引きつれて分派。でも、どう言い訳しても
バザーで金儲け狙いの後藤にもついていけず。もう若者達は狂いそう。そこに
憤怒の形相の西田が。ところが後藤はころっと転身、もとのさやに。どれだけ茶番を
すれば済むんですか。
彼らのすったもんだをよそに、後藤弟の司郎は首になった不動産屋の娘をデートに
誘い、相手もなぜかその気になったり、いい気なもので。
困った人達ばかり、得意の苦笑系会話劇。虚実ないまぜ切な系とか通常演劇作りを
しがちになった昨今から原点回帰。すっとぼけた会話に理不尽横行、非常識な金持ち
に実直な貧乏人がヒドい目にあうとか。無自覚の悪意ある言動があんまりでお笑いに
しかも思えず。そこら、がちゃがちゃしたしたやりとりがいちいち面白いねこ。
今回、グダグダの身体ぶり、絡みとか挿入、苦笑一層。
外部では善人役が多い後藤さんに、いつものように偽善者を演じさせ。なんかの
こだわりかしらん。前田さんは本筋のヒドい話をよそに、奇跡の恋愛劇の主人公を
演じて。お約束？の役得で笑っちゃうねこ。
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