[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。)

 平成中村座 壽初春大歌舞伎 夜「寿曽我対面/於染久松色読販」

 @浅草 平成中村座 隅田公園内 仮設劇場(2012/1/2-26 25ステージ)
 松席(1階平場)12000円 竹席(1・2階)12000円 梅席(2階)9000円
 桜席(2階)8000円 お大尽席(2階)35000円

 平成中村座特設HP http://www.nakamuraza.com/

 夜の部
 一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)
 勘三郎:曽我十郎祐成
 橋之助:曽我五郎時致
 七之助:大磯の虎
 萬太郎:近江小藤太
 新悟 :化粧坂少将
 亀蔵 :鬼王新左衛門
 獅童 :小林朝比奈
 彌十郎:工藤左衛門祐経

 二、於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)
 序幕柳島妙見の場 橋本座敷の場 小梅莨屋の場
 二幕目瓦町油屋の場 同座敷の場 裏手土蔵の場 大詰向島道行の場

 七之助(7役):油屋娘お染、丁稚久松、許嫁お光、後家貞昌、奥女中竹川、
  芸者小糸、土手のお六
 梅枝 :女猿廻しお作
 萬太郎:船頭長吉
 橋之助:鬼門の喜兵衛

 2012/1/16(月)曇 4:00-7:56PM(内訳下記)平場最前列下手 客席満員(830人)
 客層:30-40歳代中心、大人寄りに女性9割。
 客入れ:当日券不明。売店、五軒長屋、半透過屋根を掛けて、ちょっとは寒冷対策。
 美家古寿司の助六寿司はお休み、一松のお弁当は早々売り切れ。食事休憩時間が早め
 ので暖かい釜飯買い。場内PRポスに、小山三さんストラップ2種。人気なのね。
 平場だと、テント開け転換後の幕開けで冷気が押し寄せ。膝掛けなど防寒対策用。
 ほか、前月通り。

 ・寿曽我対面
 舞台。お屋敷庭先、上手に殿様用平台。
 お話。工藤祐経の酒宴に呼び出された曾我兄弟。すわ親の敵と勇み立つが、兄は弟
 諫め、杯を受ける。工藤は、仇討ち前に重宝の刀を捜すのが先決と兄弟を説く。

 安定盤石。橋之助の男ぶり、勘三郎の思慮深さ、彌十郎の過ぎない重さ。脇も
 好サポート。獅童の軽い取りなし加減、七之助の涼やかさ。至近でみると勘三郎の
 面やつれが気になり、また「若者」と言われても。昼に浅草歌舞伎で若い次々世代を
 みたから、余計思っちゃうねこ。

 ・於染久松色読販
 数役兼ねて回してる中村座、極まって7役演目で七之助大回転。
 お話。お染久松の有名悲恋を、南北らしい善悪とりみだれてのスペクタクルとし。
 優男・久松、おきゃんなお光、渋い女中竹川、粋な芸者小糸、しっかり者な後家
 貞昌、伝法なお六が続々。

 澤瀉屋な得意技な早変わりを鮮やかに決める七之助。令嬢<>毒婦ら役柄の演じ分けが
 切れよく決まって快感。昔ヤンキー、今姐御と厚みもほどよく加わって芸風が生き。
 至近の客席から見られて、楽しさこの上なし。

 夜の部
 寿曽我対面 4:00-4:51
       幕間30分

 於染久松色読販
  序幕 5:20-6:15
     幕間5分
 二幕目 6:20-7:01
     幕間19分
 大詰  7:20-7:56

 

[月間一覧