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 国立劇場 開場四十五周年記念 3月歌舞伎公演「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」

 @三宅坂 国立劇場大劇場(2012/3/3-27 24ステージ)
 http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu.html
 全指定 特別席12000円(学生8400円) 1等A 9200円(学生6400円)
 1等B 6100円(学生4300円) 2等A 4500円(学生3200円) 2等B 2500円(学生1800円)
 3等 1500円(学生1100円)

 作:並木宗輔 補綴:国立劇場文芸課
 流しの枝・熊谷陣屋 序幕 堀川御所の場 二幕目 兎原里林住家の場
 三幕目 生田森熊谷陣屋の場

 團十郎 :熊谷次郎直実、薩摩守忠度
 三津五郎:九郎判官義経、岡部六弥太忠澄
 彌十郎 :林の倅太五平、白毫の弥陀六 実は 弥平兵衛宗清
 門之助 :俊成娘菊の前
 巳之助 :堤軍次
 市蔵  :梶原平次景高
 秀調  :菊の前の乳母林
 家橘  :平大納言時忠
 東蔵  :経盛室藤の方
 魁春  :熊谷妻相模

 2012/3/17(土)小雨 12:00-4:11PM(28/休35/60/休20/1'48)3階上手 客席8割?(1100人?)
 客層:中年中心に男性3割と多め印象。
 客入れ:入口でマスコット着ぐるみ 黒衣ちゃんが出迎え。埼玉・熊谷の物産展を
 開催。物販。パンフ 800円 台本700円 資料集1450?円。

 人気演目・熊谷陣屋に、98年ぶりの珍しい「堀川御所」、37年ぶりの「流しの枝」を
 追加。熊谷陣屋もカットされている冒頭部分を上演とかで、国立ならではの復刻上演。
 舞台。金襖と簾内屋敷内、町家屋敷、陣屋。
 お話。義経が命令を下す「堀川御所」、平家の歌集に自歌を載せられない忠度の
 切なさと義経の慈悲、決死の恋人の別れ「流しの枝」。前段をおいて「熊谷陣屋」。
 源平一の谷の合戦。源氏方・熊谷直実は平家の公達敦盛を討ち取り。熊谷には敦盛と
 同い年の息子あり。首実検に来た義経、熊谷が差し出す首を見て、妻相模は驚く。

 成田屋型というの?、いろいろたっぷりとみせてくれる「熊谷陣屋」。今回前段を
 描いて、義経の人物の大きさが一層判ったねこ。でも、それだけかなあ。三津五郎・
 義経が品良くも、太く力強く演じて魅力的。義経から命を受ける直実と忠度を共に
 團十郎。アンドロイドめいて表情が読み取りにくいのはいつもながら、睨み顔から
 印象が変わらず。うーん、ねこ。

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