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 劇団子供鉅人「モータプール」

 @浅草 アサヒ・アートスクエア(2013/6/7-9 5ステージ)
 http://asahiartsquare.org/ja/
 全自由 一般 前売・予約3000円 当日3500円 学割2000円 高校生以下1000円

 作・演出:益山貴司 振付:黒田育世[BATIK] 音楽:松本じろ
 舞台監督:伊達真吾 照明:渡川知彦、筆谷亮也 音響:林裕介
 衣装・スタイリング:生本覚子 演出部:さくらの、松原進典、藤澤賢明、河井朗
 制作 佐々木瑞穂、中西由佳、鳥井由美子、河村真由美
 子育て:BAB&笙太郎 WEB:ミネユキ フライヤーデザイン:さくらの
 共催:アイホール 主催:劇団子供鉅人 助成:芸術文化振興基金
 出演:
 益山寛司、影山徹、キキ花香、億なつき、ミネユキ、小中太、益山貴司、
 花本ゆか、ミスター、寺西理恵、益山U☆G、竹ち代毬也、竹田靖、ぎぃ子、
 佐々木美奈、竹内宏樹、田坂理絵、高瀬弥生、谷啓吾、八木光太郎、山田春江、
 山中志歩

 2013/06/09(日)晴 1:05-3:02PM(1'56)左手前方 客席満員(110人)
 客層:20-30才代中心、男女半々。
 客入れ:3Fで受付、1F外で待機。1Fで受け付ければいいのに。開場時10数人。
 三方囲み客席、メインは対面2方向 各4列。最前方は役者近すぎの断り書きあり。
 折り込みチラシそれなり。パンフ B5 3ページ。ガリ版刷りな体裁、インクが薄くて
 読みずらし。配役がほしいねこ。物販は過去公演のもの。カーテンコール2回1分。

 2都市公演、体調不良により黒田育世は東京公演休演。
 舞台。床に方眼白テープ。街路などに見立て。

 お話。久々に帰郷、家のあった場所はモータープール(駐車場)。駐車場の白線は
 家の間取りや町、暮らした人々のありさまを想起、妄想していく。ここではない
 場所、自分自身を追い越したいと願う少女の記憶を重ねながら描く、追想の舞台。

 モノローグ、ひたすら歩行、ダンスら、ダイナミックで身体性ある舞台。ままごと、
 マームとジプシーら東京の新進劇団のようなスタイリッシュな舞台。これまでの大阪
 ガジェット、雑味、コテコテ感がほぼ払拭されていてほよよねこ。同時多発のモブ
 シーン、群舞は圧巻の熱量。黒田育世・BATIKの振付に全力で応えて見応えあり。
 モノローグのしゅんと染みるセンチメンタルな叙情も忘れがたい。置き去られた半身
 を求めるような痛み、哀感とも、積み重なる記憶に立って生きる意志を感じさせて
 素敵。

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