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 毛皮族(マル秘)公演「血も涙も靴もない」

 @森下 森下スタジオ Cスタジオ(2013/11/27-12/1 9ステージ)
 http://www.saison.or.jp/studio/
 全自由(整理番号付き) 前売3800円

 作・演出:江本純子 舞台美術:池田ともゆき 舞台監督:村田明 衣装:坂東智代
 舞台監督:村田明、北村雅則 アートディレクション:twominutewarning
 チラシイラスト:菅野 旋 制作:リトルジャイアンツ
 助成:セゾン文化財団 企画・製作:毛皮族
 出演:
 江本純子:聖子
 高田郁恵:ルミコ
 田島冴香[東京タンバリン]:ナオコ

 高野ゆらこ:下着姿の女
 羽鳥名美子:パジャマ姿の女

 金子清文:おやじ
 柿丸美智恵:千駄木ハルカ

 延増静美:お師匠さん

 2013/11/28(木)曇 7:04−8:47PM(1'43)前方中央 客席満席(100?人)
 客層:20-30才代男女とおじさん。男女半々。
 客入れ:開場まもなく20人ほど。桟敷1椅子2、通路、3,4列。ちょっと引いた方が
 いいかも。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。次回公演。
 本公演 来年11月中旬。財団、江本純子 5月上旬。物販。DVD、小説、写真集。
 カーテンコール1回。

 野外公演を目途とした公演とか。
 舞台。バラック建て込み、持ちこみ。脚立高低に上り下り、イントレ3階建てタワーが
 横行。開場時のミニ屋台の営業はなし。
 お話。子供連れて家出した息子の嫁と夫にたかられる聖子。仕送りの上にエスティマ
 までぶん取られ。困った時にお師匠さん頼み。レコード会社退職のおじさんは若くも
 無い夢追い(韓流アイドルと結婚確信妄想)女へ入れあげ。卑屈でわがままな困った
 同居人と暮らす女。三話併走、時々すれ違い。

 銭ゲバ、たかり、卑屈と面倒な人達にてんやわや、常識と非常識で後者が勝る逆転
 コメディ。脚立、タワーと密室脱出な趣向、調子に乗ると歌舞伎口調とか、新味
 あり。真骨頂の口の減らない会話の面白さは健在。柿丸様の厚顔無恥ぶり◎。
 ただ、展開に欠くミニマルな繰り返しが多いのは△。

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