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 京都四條南座 三月花形歌舞伎 昼「吹雪峠/素襖落/与話情浮名横櫛」

 @京都 南座(2014/3/2-26 25ステージ)
 http://www.shochiku.co.jp/play/minamiza/
 1等13000円 2等7000円 3等4000円 特別席14000円

 昼の部
 一、吹雪峠(ふぶきとうげ)
 亀三郎:直吉
 梅枝 :おえん
 松也 :助蔵

 二、新歌舞伎十八番の内 素襖落(すおうおとし)
 松緑:太郎冠者
 亀寿:太刀持鈍太郎
 巳之助:三郎吾
 新悟:姫御寮
 松也:次郎冠者
 権十郎:大名某

 三、与話情浮名横櫛 (よわなさけうきなよこぐし)木更津海岸見染めの場
 源氏店の場
 菊之助:与三郎
 梅枝 :お富
 團蔵 :蝙蝠の安五郎
 松緑 :鳶頭金五郎
 彦三郎:和泉屋多左衛門

 2014/3/9(日)晴 11:00ー2:47PM(内訳下記)3F中段中央 客席8割?(800?人)
 客層:一階桟敷は舞子芸子さんが鈴なり。三階は幅広い年齢層
 客入れ:三階は3割程度の入りでガラガラ。1階はそれなり埋まっていた模様。
 
 吹雪峠
 舞台。雪景色に茅葺き家のジオラマ。
 お話。不義密通で逃走中の男女、吹雪の避難小屋で出会ったのは、こともあろうに
 元亭主で親方。南無三方。

 松江の怯える美声年ぶりがいい。陰惨なドラマも、兄貴役の大芝居で昇華して
 しまい、苦笑ねこ。

 素襖落
 舞台。能がかりの松羽目物。
 お話。主人大名のお使いで、その伯父へ伊勢神宮詣でを誘い訪ねた太郎冠者。姫に
 酒を振る舞われた上に、素襖まで頂戴。ケチな主人に知れてはならずと隠そうと
 する。が、酔っていることもあり、みつかってしまう。

 モアほしいかわいげ。酩酊してるのにキレよく踊っちゃうし。うーん。姫御寮役・
 新吾がすっとソリッドでいい。

 与話情浮名横櫛
 お話。元深川芸者、現親分の囲われ者のお富と、若旦那・与三郎は一目で恋に墜ち。
 逢瀬を親分にみられた与三郎は、切り刻まれ海に投げ込まれ半殺し。それから三年、
 思わぬ再会をする二人。今回、あまり上演されない「赤間別荘の場」をいれた構成
 で、再会の場がわかりやすく、また深み増し。

 菊之助・与三郎、湿った含みある訳あり若旦那風情が○。後半はキレのいい男ぶり。
 あれじゃお富もマイるはず。与三郎、鳶頭の客席道中はご当地絡み。三階をみて
 山登り、桟敷の舞子芸子をみて、木更津で祇園祭?。彼女たちも大喜び。
 普段は笑いが薄い、花道で酔客に絡まれ下戸といなす場面。前の幕で飲み過ぎまして
 @松緑、昨晩祇園町で飲み過ぎた@菊之助に受ける場内。

 昼の部上演時間
 吹雪峠11:00−11:31
  幕間30分
 新歌舞伎十八番の内 素襖落12:01−12:54
  幕間29分
 与話情浮名横櫛1:23−2:47

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