＠池袋 東京芸術劇場シアターイースト(2014/5/21-25 7ステージ)
http://www.geigeki.jp/
全自由 芸劇先行割引3000円 一般3200円 学生2700円 当日3500円
リピーター1000円
グループ作品「銀色テンポラルの中で鳴く」63分
KENTARO!! ソロ「MAKE IT futten」40分
振付・音楽：KENTARO!! 舞台監督：森山香緒梨
照明：関口裕二（balance,inc.DESIGN） 音響：泉田雄太 宣伝美術：高田真希
宣伝映像：モッチャム WEB ：Side mountain 制作：瀧本麻璃英、Crackersboat
協賛：TOYOTA創造空間プロジェクト 助成：公益財団法人セゾン文化財団
提携：東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団) 主催：KENTAROCKERS
出演：横山彰乃、高橋萌登、服部未来、泊麻衣子、田代理絵/ KENTARO!!（ソロ）
2014/05/22(木)晴 7:05-9:40PM(1’03/休10/40)最前方 客席ほぼ満席(70人?)
客層：20-30才代中心、女性過半数。
客入れ：開場時数人。センターブロックだけ使用(横10席)7，8列。前側が見えやすい
と誘導。舞台から客席に降りる場面あり。折り込みチラシなし。パンフ ポスト
カードサイズ。物販。Tシャツ 、DVDなど。カーテンコール各1回。
グループとソロ作品二本立て。
銀色テンポラルの中で鳴く
構成。赤頭巾コス、横並びにソロ。2，3人、全員のフォーメーション。舞台前に
座ってモノローグ。歌いながらソロとユニゾン。ガンガン踊り、ストップモーション。
床でソロダンス。日本はやばいぞと歌いながらソロと全員。舞台を降りて横並び、
マイクをもってラップMC。道なり、T路地歩行。電球が降りて、歌が入り、ソロ
ダンス。客席に降り、戻ってガンガン踊り、冒頭の赤頭巾でクラップしながら。
種々趣向をいれてアプローチ。純ダンスに止まらず、小芝居未満の発話と歌をいれて
全てがダンスめき。バランスの良さ、リズムの良さをもって、嫌味ならず
拡げてて○。ソロダンスで個々個性がいままでなく見て取れたのも収穫。
MAKE IT futten
構成。人形振り、ゲーム導入、小芝居、歌唱とヒップホップ。緊縛と弛緩を繰り返し
停滞無く、素の部分もなし。
全編、自発するリズムにのり、取り留めない展開で内省世界。笑うに笑えない
おかしみポツポツ。動けば凄い折々と、どうなるのかな興味で見続けるねこ。
アフタートーク 9:03-9:40PM(37) 8割？居残
前田司郎[五反田団]、KENTARO!!
ジブリコスの女子たちから前田さん紹介。
前田（質問。鍋が好き）稽古の後はお鍋（私たちは鳥貴族へいつもいきます）
KENTARO!! ダブルコールで用意していたコスチューム、今日は出番がなかった
ので。
KENTARO!! アフタートークは断ってきた。でも前田さんとならと（作品のことを
話すのは好きか）話しすぎてしまう、毒を吐く、反体制的なこととか。作品では
ポップにして何でもいい感じにしているが
前田 いいバランスだったと思う。やりすぎるともう解った解ったとなるが。
でも、考えすぎずにすんでよかった
KENTARO!! （二本立ての理由）お得感。男がいない、吉田君しか。自分は出るより
客席でみている方がいい。自分のダンスにはむらがあって、ソロダンスだと
バランスがまだとれるからいいが、グループだとだめ。袖でメンバーからダメ出し
をされてしまう。クズみたいな人間です
KENTARO!! （ダンスってどんなダメ出し）手振りでこれをこうとか、意識がどう
とか。
前田 客席で座ってみているのがバカらしく、一緒に輪に入ってわーと。
KENTARO!! は観てる方がいい（KENTARO!! シアターっぽいから）
KENTARO!! ライブハウスと劇場の違い。ライブハウスだと足下が見えない。
グループ作品で女子たちが前に座ったりしたのはライブっぽい感覚。前列の
お客さんは目のやり場に困る。
前田 ノった方がいいのと、ノりにくいモヤモヤもよかった。KENTARO!! は
入っちゃいけない感じ。二本観られてよかった。
KENTARO!! グループはやりたいことがあるがソロはない。八割は即興。
ドラクエぽいシーンは今日から。ＳＥも夜つくって（気分によって変わる）
滑ったら止める。昼の回はもういいよという感じだった。うんざりされるのが
イヤ。笑えるように仕組まれていない、爆笑されるとこっちが引く。
（台詞をいれるのはなぜ）ダンスをするんだと思われたらしゃくだから。
うんざりされるところから始まる。芝居は重要（音楽も）ラップとか、
オマージュとか（だよ〜ん等）言葉の響きを大切にしたい。
（台詞もダンス的だった）意味を足すと演劇になる。海外だと芝居はなし。
で、パンチを入れた動きで笑いをとったりする。公演出受けてもＤＶＤは売れない。
前田（作品作りのモチベーションはなんですか）なにも書いていないと暇だから。
ダンスも小説もなくて、生きていけるものだから、なんのためのものかわから
ない。
KENTARO!! 解散しようかと考えたことがあるが、メンバーがいいダンスをして
いるとやろうと思い直す。劇団に近い。信用していないとできない。またすぐ
降板するし。
KENTARO!! （音の繋がり。音の頂点と踊りの頂点は一致するのか）ジャストで
とる。音ははめる。コンテンポラリーダンスは音楽がBGM、逆に聞かないように
している事が多い。
前田 ダンスをみていると音が鳴っている感じ。動きによって音がでている。
KENTARO!! ダンサーの内面から。ダンスの枠にはまらない、はみ出る瞬間が
みたい。音に負けないのがわかる。
KENTARO!! （頭のずきんをかぶって、次々ソロで踊る場面）初めて即興でつくった
前田 全員の歩んできたダンスがでていてよかった。
KENTARO!! 即興はムラがでるかので嫌い。ソロで踊るとテクニックの差がでる。
（ズレてるのとハマるのとどっちがいい）ソロはずれても自分で作っていける。
オーディションメンバーでたまにブッチギリで踊り出す子がいる。すごく怒る。
１から教えるので外でも大丈夫とフォローしているが。ヒップホップダンスも
昔は体育会系、上下関係があった。今はそんなことはないが。身近か人には
厳しい。嘗められたらいけないというのと、作りやすいというのがある。
飲みにいって、肩を組んだりされると怒ったりする（前田 それは人間が小さい）。
前田 ダンスは怪我をするので厳しくしないといけないとは思う。
KENTARO!! （腹に刺すような仕草をするが）あれは腹筋を叩いている（刺して
いるのかと思った） 倒れていると死んでいる。死と親和性がある
KENTARO!! ダンスで倒れるが寝てるか死んでいる。なにが起きて、突然倒れるのが
好き。コンテンポラリーダンスではよくある。想像力をかき立てる要素。
前田 ダンスは息が乱れて、死に近い状態。ダンスの最初はなにか。
KENTARO!! 祭りなど共有する動きから。
前田 感情に近いところ、日常と違うことにあこがれるところから。
KENTARO!! 感情に出来ないところから。グループ5人にあてがきで振り付けをした。
わかってほしいと思いながらわかってたまるかという気持ちもある。お客さんが
寝ているをみると邪悪なダンスになる、逆に盛り上がると引く。（4人ほど笑って
いたが）この回はいい感じだった、4人に感謝。
前田 売れている人にはそれはない。
KENTARO!! 売れたいとは思う（売れる仕事もやったらいい）。EXILEはいい。
でも自分じゃないといけないということがない。いつか前田さんと舞台をつくり
たい。