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＠神戸 神戸アートビレッジセンター 1階 Iroom(2015/1/17-18 4ステージ)
http://www.kavc.or.jp/
全自由(整理番号付)1500円
作：角ひろみ 演出：サリngROCK[突撃金魚]
照明：葛西健一 音響：大西博樹 協力：中嶋悠紀子（プラズマみかん）
共催：神戸アートピレッジセンター、指定管理者大阪ガスピジネスクリエイト
株式会社 助成：公益財団法人神戸文化支援基金
主催：あくびと風の威力リ−ディング製作委員会 www.facebook.com/akubi2015
出演： 片桐慎和子[突劇金魚] ：なお／水島直 嘉納みなこ[かのうとおっさん] ：涼ちゃん／尾崎涼子 ののあざみ ：カワベ／川辺真紀 紙本明子[劇団衛星][ユニット美人]：亜矢さん／上月亜矢 本多真理 ：時津／時津利栄子 サカイヒロト ：モリゴン／森先生 西田政彦[遊気舎] ：キジコ／片桐先生
2015/1/18(日)晴 5:03-6:19PM(1'16)下手後方 客席満員(50人)
客層：学生〜シニア層まで幅広く。女性過半数。
客入れ：ロビー内仮設劇場。囲いはないので喋り声がそのまま入り。三方囲み
座布団ベンチ1パイプ椅子1列。折り込みチラシそれなり。パンフ A4三つ折り。
物販。上演台本。カーテンコール1分1回。
阪神淡路大震災20年目が初日。関西では14年ぶりの上演とか。
会場、舞台。1Ｆロビー内、新開地の通りが見渡せる側を正面借景。ロビーの
大テーブルを窓側、下に白いトイペアノ。中間に背もたれなし椅子5の円陣。
手前にローテーブル。
お話。なんとなく無為に生きてる、なお。明日は小学校の同窓会という夜。
なおはかつてのままで、でも大人でもある同級生と出会う。神戸の惨過、あの時に
逝ってしまった彼女らに。リーディングに当たってト書大きなどいくつか変えた
とか。
なんて瑞々しい舞台なんだろうと、嬉しくて泪にじむねこ。リーディングとはいえ、
動き回り、テーブルに乗るはやんちゃしごく。今日の日の街路借景も活き。立ち木が
風にそよいだり臨場感あり。追想の小学生達がおバカで愉快千万。役者キャラを
立てつ、不安の影ら現す繊細さも忘れず、ええ演技で応え。変わらない日常の尊さを
何気ない積み重ねから改めて感じさせ。ペットボトルから零れる…は本水使いの
生々しさ。残されたのは…のくだりで落涙する客席。災禍の当事者感覚の強さを
感じるねこ。
アフタートーク 6:24-6:54PM(30)7割方居残り
角ひろみ、サリngROCK 福島史子(KAVC)
トーク（なぜサリngROCK）角 初演と再々演がKAVC、関西では坂道ストアだけで
上演されて14ぶりの関西公演。3.11震災後2011年に東京で鹿殺しの公演があるが、
これは震災前から決まっていた上演だった。再々演からもうこれ以上はいいやと
思って、震災作家と思われるのもいやだった。20年経って、作家として別の演出で
神戸でやろうと思った。最初は初演のキャストでやろうとしたができず、そこから
今回の形に。まず演出はサリngROCKさんの他にいない。この作品は女子がわいわい
やキラキラしたところがあるので。
サリngROCK 再々演をみて好きになり、坂道ストアのファンになった。角さんと
知り合いになる前に岡山にいってしまったのでもう会えないかと思っていた。
角 シャトナーさんとこにいた頃からみていて（当時サリング助教授）。2010年の
アフタートークに呼んでくれてから交流が始まった。
サリngROCK むりやりメールでお願いした。
角 たとえ、この作品を見ていてくれなくとも彼女に演出はお願いしていた
角（期待通り？）自分とは違う切り口で根底を見つけて、彼女自身優れた作家なので
、創作してくれだろうと。面白くみられた。（リーディング形式は）制約も
計算してつくられていた。初演は10年後2005年、当時は上演され続けるとは思って
いなくて消えていくのだろうなと。当事者の目線で書いた作品なので残ったのだと
思う。
サリngROCK(12/20が稽古初日で直ぐ形になっていた）角さんから作り込まないで
やってと要望されていた。稽古は7回（それでも角さんの芝居にしては多い）で
動きもつけて立ち位置も決めていく。稽古が始まる前に決めてから7回をやった。
角 動いてくださいとはいっていた。
サリngROCK 何が一番いいのか。無駄話をしてるシーンなので、読むだけでは
あーはできない。ペットボトルや机の上にも台本テキストは貼ってある。ちゃんと
読んでる風にしてくださいと俳優にはお願いした。
質問 台本の卒業アルバムのカバーは特注か。
サリngROCK 特注です。
角 全員（震災で）卒業してないのであれはよかった。
サリngROCK リーディングの経験がないのでスタッフや役者の助言があってできた。
俳優からすると稽古が始まらないというのもあった。
質問2 ペットボトルの水のくだり。
角 ジャーとこぼれて辛うじて残っているのにいるのがナオ。
角（外の演出）昼と夜と違う。夜になると通電されて、20年前はと考えて。
立木がゆれているとか。通常の劇場でできないことができた。
質問3 配役。
サリngROCK ぽい人を選んでいる。全体笑いを率先してとれる人、ユーモアを感じる
人。紙本さんは知的なイメージなのでアホっぽい方向いれると可愛らしくなる。
衣装は自前、突劇金魚のジャケットは編集者の小堀さんにも好評だった。
稽古中はこんな(周囲が）うるさくなかったんですよね。そわそわしちゃって、
お客さん気分ではみられない。
告知 サリngROCK ショーケース公演に参加。新作は4月。
角 「傘がない」の再々演。秋に東京と岡山相互で滞在してクリエイションする
公演がある。
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