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＠横浜 KAAT 神奈川芸術劇場 ホール(2015/07/11-20 11ステージ)
http://www.kaat.jp/
全指定 Ｓ席9500円Ａ席7000円Ｂ席4500円 U24チケット4750円
高校生以下1000円 シルバー割引9000円
＠兵庫 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール 7/25-26 3ステージ
原作：ヘンリック・イプセン?構成・演出：白井晃
翻訳・上演台本：谷賢一[DULL-COLORED POP] 音楽：スガダイロー
振付：小野寺修二 美術:二村周作 衣裳デザイン:伊藤佐智子 ヘアメイク:稲垣亮弐
照明:大石真一郎 音響:徳久礼子 映像:栗山聡之 演出助手:豊田めぐみ
舞台監督:福澤諭志 プロダクション・マネージャー:山本園子
技術監督:堀内真人 制作:勝 優紀 プロデューサー:伊藤文一 制作統括:崎山敦彦
宣伝美術:永瀬祐一 宣伝写真:西村 淳 宣伝スタイリング:伊藤佐智子
宣伝ヘアメイク:稲垣亮弐 主催：KAAT神奈川芸術劇場
出演：
内博貴 ：ベール・ギュント
藤井美菜：ソールヴェイ
加藤和樹：アスラク、ファン・エーベルコップフ、ベルグリッフェンフェルト他
堀部圭亮：ソールヴェイの父親、見知らぬ船客、牧師、痩せた男他
橋本淳 ：マッツ・モーエン、トロムベーターストーレ、フセイン、コック他
三上市朗：マッツの父親、ドブレ王他
河内大和[カクシンハン]：ジジイ、謎の声、ボタン作り他
小山萌子：ソールヴェイの母親、カーリ他
桑原裕子[KAKUTA]：マッツの母親、緑衣の女、精霊他
辰巳智秋：ムッシュウ･バロン、アラブ部族長、船長他
瑛蓮 ：村の女、アニトラ他
宮菜穂子：イングリ、ブウブウ他
皆本麻帆：ヘルガ、少年他
荒木健太朗：村の若者、指を切る男、盗賊他
青山郁代：村の女、ヴァールの娘、アラブ部族の女他
益山寛司[子供鉅人]：村の若者、緑衣の女の子供、盗賊他
高木健 ：村の男、マスター・コットン、アピス王、水夫長他
チョウヨンホ：村の男、故買人、フェラー、舵手他
間瀬奈都：美村の女、ヴァールの娘、アラブ部族の女他
大胡愛恵：村の女、ヴァールの娘、アラブ部族の女他
薬丸翔 ：看護師他
石森愛望：看護師他
前田美波里：オーセ
演奏 スガダイロー（Composer, Piano） 東保光（Bass） 服部マサツグ（Drums）
Tyme. /Tatsuya Yamada（dub mix, music effect）
2015/07/19(日)晴 6:03-9:08PM(1'22/休15/1'28)2F下手 客席9割(900人?)
客層：ほとんど20-30才代女子。
客入れ：3Fと2Fサイド未使用。2Fは床映像とか全部眺められて○。折り込みチラシ
厚め。パンフなし。物販。パンフ B5 1000円。サントラCD 2000円。
カーテンコール2回3分。
舞台。広大な廃屋。病院跡らしく医療器具やベッドがそこここ。正面の大きな窓に
破損穴。手前はくぼんでわき水。時折ヘリコプターが飛行、爆撃音が響き。
お話。夢想家のペールギュントの自分探しの旅。
荒廃の地に流されていく夢という病を、役者、美術、音楽で総合表現した感。
物語より背景、周囲がまず印象。強烈な即興性あるジャズ音楽のグルーブ、踊る群衆
は舞台常駐、それぞれの生活の中で主人公に絡み。それら歪みが快感を読んで長時間
も飽きさせず。主人公ベール・内博君はやんちゃハンサムな容姿と声で雑多な周囲に
負けない存在感あり。ペールに焦がれる業が深い娘に桑原裕子。大空間にも色濃く
記憶に残る演技で印象。
アフタートーク 9:18-9:42PM(24)8割方居残り
加藤和樹、スガダイロー、白井晃
白井 有名だけど意外とみな知らない。上演が少なく作品。蜷川さんが20年前に
やった位。大作なので挑戦したいと思っていた。村から森、エジプトへいって、
またノルウェーに帰る物語。古典だけど現代に放り込んでみた。
加藤 （加藤君には複数の役を）空間の居方を作らないと稽古をしていたがまま
ならず。劇場の中にいることで物語と皆つながって意味あるものにと。ひたすら
稽古……という。白井さんから形から入るなといわれて…。
白井 兄貴の気分です。
スガ（白井さんからのオファー）なにも考えずにやると即決した。それがまさか
舞台上にずっといて、稽古もつけてもらうことになるとは。
白井 堂々といてもらう。廃墟の医師、幼児のペールの心臓として堂々としていて
ほしいなと。ずーと稽古を見てもらい、休憩時間になるとピアノに向かって。
スガ（音楽のオーダー）つくっては没、また翌日作っていくので稽古が休めない。
白井 当ててみると違うので作りなおしてもらい。
スガ あの曲といわれても覚えていないと。即興は覚えていないもの。
白井 音楽がここまでフレキシブルなことはない。今日はアクシデントでピアノの
弦が切れてしまった。それも普通使わない低音の弦。酷使しているので毎日調弦
している。
スガ こんなに本気で引くとは思わなかった。口笛もそのまま曲に混ぜてみて。
白井 ２幕のキャバクラで加藤君が地味にギターを弾いていた。これが格好いい。
加藤 すごく練習した、もっと芝居のことを考えないと（白井 いやいや）
周りの俳優がみなアドリブでおもしろい。
白井 胎児のペールの夢に逃げてきた人間たちが引き込まれていく。こんなに
（モブが）いるとは思わなかった。アドリブ、ライブ感を活かした、音楽が入って
よけいにそうなった。加藤君が今日はテンション高かった話。
白井 自分自身であることがいつ感じられますか。
加藤 相当気持ちに素直に時。
スガ あまり考えたことがない。でも日本人であることを考えていくと、ペールに
近づけるかんと思う。
白井 皮肉な感じで終わるじゃないですか、罪人だといわれるが、そうじゃないと
なっていくのが不思議。最後はボタンになったのかとか。
白井 （自分自身であることについて）わからなくともいいと。過程がよくて、
周囲が決めてくれることかと。
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