[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠福岡唐人町 甘棠館Show劇場(2015/8/4-31 31ステージ)
http://plaza-kantoukan.jp/show.html
全自由 前売 一般3000円 学生2000円 当日 一般3300円 学生2300円
マチネ2500円
脚本：生田晃二 脚本・演出：大塚ムネト[ギンギラ太陽'S]
演出：仲谷一志[劇団ショーマンシップ] 舞台美術：市岡洋（ジャンクランド）
音楽：山浦弘志（YAMAURA Office） 照明：黒江昭治（黒江舞台照明）
殺陣指導：屋宣一隆(アクションチームJ-ONE）被り物デザイン・製作：大塚ムネト
主催：ＲＫＢ毎日放送、劇団ショーマンシップ 後援：福岡県、福岡県教育委員会、
福岡市・福岡市教育委員会、（公財)福岡市文化芸術振興財団、福岡市地方史研究会、
福岡県地方史研究連絡協議会 協力：唐人町商店街振興組合、協同組合唐人町プラザ
甘棠館、アンミックスエンタテインメイント、ピクニック
助成：芸術文化振興基金 助成事業 企画制作：劇団ショーマンシップ
出演：
井上京介：長門栄治郎(元予科練習生 零戦パイロット）
中野隆 ：武村俊夫（元九大医学生）
上田裕子：林康子(闇市で食堂）、手紙
栗野直樹：零戦：八橋、八紘一宇
杉山英美：桂谷睦子(検閲局検閲官）
山浦奈美：櫛木ゆり子(検閲官リーダー）
東沙耶香：水原文（検閲官見習い）
大塚ムネト：ダニエル・佐藤（検閲局米軍将校）、検閲
坪内陽子(ダブルキャスト原岡梨絵子）：ケイコ・アンダーソン（検閲局米軍将校）
、教育
仲谷一志 ：大山治（町の顔役）、大東亜
寺崎索（ダブルキャスト村田顕人） ：神谷、神州不滅
長尾知美（ダブルキャスト内山侑香）：国枝、挙国一致
東島弘典 ：鬼塚、鬼畜米英
内野優太
杉村さつき
平岡七海
（ゲスト）西田たかのり
2015/8/21(金)豪雨 7:03ｰ8:53PM(1'40)中段中央 客席ほぼ満席(70人)
客層：大人中心に子供連れら町内会な幅の広さ。女性7割。
客入れ：前売り完売キャンセル待ち。開場後まもなくほぼ満員。下北沢・駅前劇場
サイズ。ミニ椅子2、段差をつけてパイプ椅子4列、後1列追加。
折り込みチラシそれなり。アンケートは下敷き(小さすぎ）付き。
パンフ A4 14ページの冊子(半分商店街広告） 挨拶、2劇団の歴史対比、用語解説。
文字情報多くも大きめサイズで読みやすし。物販。Tシャツ。ガチャガチャ
（イラスト缶バッチ＋オリジナルチロルチョコ）100円。カーテンコール1回＋
トーク10分。終演後商店街通りで客だし、要望より記念写真ＯＫ。
福岡地元由来の作品を上演し続ける2劇団の合同公演。
舞台。闇市のバラック路地。壁にメチルアルコール密造禁止とか時代背景。
中央にカウンター食堂。上手に野菜と米の露店、下手に酒屋。転じて、検閲局。
作業用長机と離れて主任席。壁に基準20ヵ条。
お話。戦争が終わり博多に帰った元予科練習生・長門。被災実態がわからない長崎の
親兄弟の安否を気遣いつ、検閲局で英訳の仕事につき。そこでは個人の手紙の検閲し
民主化にそぐわないものは英訳報告と配達停止処分が行われていた。罪悪感を
抱きながら、機械的にこなす日々だったが、ある手紙を禁則を破り持ち出して
しまい…。闇市と検察局を往還しながら、戦時下の闇の記憶が浮かび上がってくる。
ガツンとくる骨太作品、登場人物は重大史実を背負って重量級。なるも、歴史はただ
の記録ではないと、日常から発した言葉で問いかけて、揺すぶられつ沁みる舞台と
し。手紙を盗み見るという嫌悪感は、行き過ぎた権力下で犠牲となった庶民を近しく
感じさせ、生きた問いかけとなり。日米それぞれの立場、価値観が交わされるけど、
断ずることはなく「事実」として伝えていて好感ねこ。また、言葉の(魔）力は、
かぶり物もの、曰く「八紘一宇」「鬼畜米英」ら大和魂戦隊キャラで戯画化。
米軍側も同様にかぶって舌線を交わすという、笑えないとこを笑いにしてて面白く
みるねこ。役者。主人公青年が恋する食堂看板娘に上田裕子。華と優しさの魅力。
後半キーと人物、優秀検閲官 杉山英美。いつもながら沁みる演技。若手、ベテラン
ともそれぞれを活かし、そんな人がそんな風にとすっと見られたねこ
[月間一覧］