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 関西テレビ放送「魔術」

 @下北沢 本多劇場(2016/3/27-4/10 17ステージ)
 http://www.honda-geki.com/honda.html
 全席指定7500円 U-25シート4000円
  @愛知 刈谷市総合文化センター大ホール 4/13
  @兵庫 兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール 4/15-17 4ステージ
  @愛媛 松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール 4/22
  @高知 高知市文化プラザかるぽーと 大ホール 4/24
  @宮城 電力ホール 4/28
  @札幌 道新ホール 4/30

 作・演出:内藤裕敬[南河内万歳一座] 美術:加藤ちか 照明:皿袋誠路
 音楽:藤田辰也 音響:原島正治 衣装:高木阿友子 ヘアメイク:大和田一美
 演出助手:渡邉さつき 舞台監督:定平信夫 宣伝美術:東 學
 宣伝写真:?忠之 宣伝ヘアメイク:西岡達也 宣伝スタイリスト:宮本真由美
 宣伝:吉田プロモーション 制作:石田佳恵 羽藤ゆかり
 プロデューサー:水川薫
 企画・制作:関西テレビ放送 http://www.ktv.jp/majutsu/
 出演:
 中山美穂
 萩原聖人
 橋本淳
 勝村政信

 2016/4/7(木)曇 7:02-8:32PM(1'28)中段中央 客席ほぼ満員(350人)
 客層:大人中心、30才代平均かしらん。女性過半数。
 客入れ:折り込みチラシは座席置きでそれなり。パンフなし。
 物販。パンフ A4 1000円。カーテンコール3回2分。

 内藤裕敬書き下ろし新作、中堅スター俳優で上演。
 舞台。後ろ向きのおでん屋台。デカい暖簾。上手にテーブル、下手に自転車。
 やや傾いだ電信柱6本が周囲。
 お話。高架下の屋台。リーマン(萩原)が立ち寄り。声かけした店主のようなおじさん
 (勝村)が要領を得ない。さらに人身事故で電車が打ち切りになったとぼやく青年
 (橋本)や、キャリーケースを引いた旅行者風・訳ありげな女性(中山)が現れる。
 屋台には食べ残しがあっても、お客の姿は見えず。駅前だというのに彼ら以外の人は
 いつまで経っても現れない。何かとんでもないことが起きているのでは?!、妄想は
 広がっていく。

 モダンホラー未満、不条理劇寸止めな心理ドラマ。豪華布陣、中規模劇場公演も
 内藤裕敬らしさ、別の日常・パラレルワールドに取り残されたものたちの不安、
 郷愁を言葉の応酬に描く世界は変わらず。消失した世界におでんだけが、誘うように
 熱く存在してる設定がなんかいい感じ。人が人としてあり続ける活力、源の
 メタファーのようでほっこりするねこ。中山ミポリン初舞台とか、ちと生硬なとこ
 あれど、堂々。橋本君が独特の柔らかさのある好青年ぶり。勝村、萩原の自由/
 不自由コンビが漫才に楽しいねこ。

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