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＠横浜 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ(2020/01/10-19 8ステージ)
全指定 一般6000円 U24(24歳以下)3000円 高校生以下1000円
シルバー割引(満65歳以上)5500円
平日割引料金 1/10(金)・15(水)・16(木)一般5500円 U24(24歳以下)2750円
シルバー割引(満65歳以上)5000円
作：如月小春 構成・振付・演出：山田うん[Co.山田うん] 音楽：ヲノサトル
空間構成：光嶋裕介 照明：櫛田晃代 音響：江澤千香子 衣裳：池田木綿子
ヘアメイク指導：谷口ユリエ 演出助手：齋藤亮介 舞台監督：原口佳子
出演：
<演劇版>
前田旺志郎：ヨシダカズオ
松本涼花 ：ヨシダアキコ（カズオの姉）
鈴木陽丈[文学座]：ミキ 新聞記者
吉﨑裕哉[Co.山田うん]：フクダコーチ
長谷川暢[Co.山田うん]：スズキ先生
平川和宏[元NOISE]：オオヒラ社長（靴屋社長）
山根海音[Co.山田うん]：ハナコ（社長の娘）
菅沼岳 ：サトウ君（靴職人）
村岡哲至：イケダ君（靴職人）
山口将太朗 [Co.山田うん]：タナカ君（靴職人）
山田うん[Co.山田うん]：キシ（ラ・ムール ママ）
飯森沙百合、伊藤壮太郎、黒田勇、赤松怜音、池田紫陽、大條瑞希、亀井梨花、
栗下莉佳、鈴木紫乃、鈴木里衣菜、竹内沙織、長谷川陽花、林麻子、村田小万里、
三浦加利奈、宮部大駿 ：街の人々（ウェイトレス・女子高生・ランナー他）
演奏：BLACK VELVETS （ブラックベルベッツ）
（田中邦和 sax、山口とも perc.､ヲノサトル org.､テラシィイ g.）
<ダンス版>
前田旺志郎、飯森沙百合、伊藤壮太郎、黒田勇、長谷川暢、山口将太朗、山根海音、
吉﨑裕哉
2020/01/13(月祝）晴 3:04-5:49PM(58/休11/1'34）前方中央 客席満員(200人）
客層：子供連れ～NOISE旗揚メンバ 3世代。女性過半数。
客入れ：前通路なしで詰めた客席、舞台より近し。折り込みチラシ厚め。
パンフ A4 6ページと 舞台美術家の挨拶1枚。物販。関連本。
カーテンコール 拍手鳴り止まず 2回2分。
如月小春1988年作品。ダンサー、コリオグラファー山田うんの演劇初演出。
舞台。前のめりの大小△オブジェ。天井にV字。積木式で分解、種々見立て。
抽象装置でイメージを拡げた格好。
お話。斜陽の靴メーカーに、高校生ランナーが転がり込む。広告塔と持ち上げられ
期待以上の記録を打ち立て、町やがて全国の期待を背負うことになるが。
高度成長、資本主義に狂奔する日本につぶされた、少年の孤独と蹉跌を描く。
今も変わらず踊らされる日本人の資本主義祭り騒ぎを、シニカルにとらえながら
軽くテンポの良い会話と動き、歌あり踊りありでエンタメに仕上げ。装置の見立て
展開（開いて、ラスト哀しく閉じる）も巧み。ダンサー達の演技、発声もよく、
小気味のいい舞台とし。山田うんの演劇に舌を巻くネコ。前田旺志郎(19才！）君が
まっすぐ好青年、清々しい情熱が悲劇のやるせなさ一層。
シームレスにダンス版へ続き。はっきりと物語は描かず、走り回っている私たちの
無邪気さと哀しさを浮かばせた感。いつもの山田うんダンスなれど、演劇版からの
続演者もいて、スタミナに驚くばかり。
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