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＠横浜 KAAT神奈川芸術劇場 ホール（2020/11/28-12/13 14ステージ)
全指定 S席6800円 A席4500円 U24チケット(24歳以下)3400円
高校生以下割引1000円 シルバー割引(満65歳以上)6300円
作：瀬戸山美咲 演出：杉原邦生 音楽：Taichi Kaneko 振付：北尾亘
ラップ作詞・指導：板橋駿谷 照明：高田政義[RYU] 音響：稲住祐平
衣裳：藤谷香子[FAIFAI] ヘアメイク：国府田圭 殺陣：六本木康弘
舞台監督：藤田有紀彦 アドヴァイザー：山形治江（ギリシャ悲劇研究家・翻訳家）
公演プロデューサー：穂坂知恵子 企画製作・主催：KAAT神奈川芸術劇場
出演：
鈴木仁 ：オレステス
濱田龍臣：ピュラデス
趣里 ：復讐の女神、奴隷、青髪のキュアノス、クテス、ラキュロス
大鶴義丹：ピュラデスの父ストロピウス、船長のカローン、頭領、フィロス、
プロメテウス
内田淳子、高山のえみ、中上サツキ、前原麻希、川飛舞花、大久保祥太郎、
武居卓、猪俣三四郎、天宮良、外山誠二 ：コロス
2020/12/07（月）晴 7:02-9:11PM（1'58)1F 下手前方 客席2，3割？(150人？）
客層：20-30才代中心に2世代、女性7，8割。
客入れ：感染対策。手指消毒、サーモ検温、連絡先カード。最前7列目、1席空け。
折り込みパンフ 厚手の紙 A4 8ページと歌詞カード A3両面。
カーテンコール2回1分。
KAATオファー 杉原邦生演出 ギリシャ悲劇 第3弾。ギリシャ悲劇をもとにした新作。
舞台。完全裸舞台。圧倒の広さを体感でき。船ら大道具は劇場備品を活用。
お話。ギリシャ悲劇でのオレステスの物語を妄想拡大。復讐を成した後、アポロンが
下した神託をうけ、女神の呪いから解放されるため、タウリケに友・ピュラデスと
向かう旅路を描く。
戦いの時代と青春の葛藤、20代役者の今しか無いヒリヒリ感と瑞々しさ、成長を、
裸劇場KAATに虚構が立ち上げる今しか無い時空間で体感する喜び、充足感。
いい夜を過ごさせてもらった感。ライブ感溢れるKUNIO演出横溢、平易で闊達な会話
の往来、劇場機構素材を活かしたスペクタクル、エモーショナルなラップ群唱とソロ。
素直に胸に響く魅力。脇をつく、趣里と大鶴には一段ハードル上げての俳優修業。
多彩な役柄を楽しませてくれ。コロスラップのうねり猛る女声が素敵だったけど、
誰かしらん。
ポストトーク 9:15-9:32PM(17)
白井晃(演出家・俳優・KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)、杉原邦生(演出)
杉原 グリークスの先にオレステスを抽出した現代劇をやりたいと。２人の旅路が
気になっていて、超人ではないふつうの人間キャラなので親しみやすいし。
現代劇でと考えていたが、ギリシャ悲劇の時代で描かれていない話を捏造した
ほうが面白いと、瀬戸山さんから提案されて。
（本編では二人の登場はどの位？）40分位。それを２時間で。
白井 爽快。一番聞きたかったのは、この舞台はKAATそのもの。ここまで裸舞台に
したのは？。
杉原 自粛で引きこもっていて、気がつかなかった日常をみた。日常にまみれた今
どんなものがみたいのか、「日常」の後の圧倒的な「非日常」。それならば、
劇場の日常から、俳優の力で非日常を立ち上げたい。
白井 自分も演出家だが、勇気があるなと思う。杉原さんの舞台「TATAMI」を
最初にみて。空間を意識する人だなと思った。作演出の人は本から立ち上げがち
だが、僕も杉原さんも空間のどこに本を置くかを考える。
杉原 客席と共有する劇場の空間をどう設計するか。
白井 こんな奥でやらせるんですよ（と舞台奥まで歩いていく白井さん。）
杉原 役者に客席ちっちゃいといわれました。コロスは途中数分引っ込むだけで
でずっぱりなこと。
杉原 お客さんからツイッター投稿質問があったので、この場で答えます。
「二人の成長、変化を感じることがありますか」若くてしっかりしていて頼もしい。
毎日違っていて、オーダーを出して、成長し続けている。
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