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＠東銀座 歌舞伎座（2021/02/02-27 23ステージ）
1等席15000円 2等席11000円 3階A席5000円 3階B席3000円 1階桟敷席16000円
第三部
十七世中村勘三郎三十三回忌追善狂言
一、奥州安達原（おうしゅうあだちがはら）袖萩祭文
七之助：袖萩
勘九郎：安倍貞任
長三郎：娘お君
種之助：義家の郎党
玉太郎：義家の郎党
歌之助：義家の郎党
莟玉：義家の郎党
芝翫：安倍宗任
歌六：平傔仗直方
東蔵：浜夕
梅玉：八幡太郎義家
十七世中村勘三郎三十三回忌追善狂言
二、連獅子（れんじし）
作：河竹黙阿弥
勘九郎：狂言師右近後に親獅子の精
勘太郎：狂言師左近後に仔獅子の精
鶴松：法華の僧蓮念
萬太郎：浄土の僧遍念
2021/02/11(祝水）晴 5:30-7:52PM(76/休15/51)三階上手前方 客席三階8割(180？人)
客層：20-30才代と中高年 女性8割。
客入れ：感染対策。セルフもぎり、検温、手指消毒、1席空け。満遍なく埋まった
三階席はしばらくぶり。筋書1300円
・奥州安達原 袖萩祭文
お話。奥州の安倍一族が復讐を図る通し狂言の三段目。平家の娘袖萩は源氏大将の
妻となるが今は流浪の身。父親が皇子環宮誘拐の責を負い、切腹と聞き駆けつけるが
対面叶わず、政治上の争いに巻き込まれてしまう。
初めてみる作品。昼の演目らしく、地味も滋味ある一幕。芝翫と勘九郎がはつらつ
男芝居、はかない雀右衛門母子と対称の味わい。
中村屋最年少(7才）・長三郎君が話題。でずっぱりの娘お君をしっかり、しどころも
押さえて演じ。7才がどうこうを忘れさせ。力ある中堅がそろいぶみで充足感高し。
七之助・袖萩が切々、勘九郎・安倍貞任が力感あり零れる情愛も素敵。芝翫・安倍
宗任のマッチョぶりも並ぶと程よく。歌六・平傔仗直方、東蔵・浜夕、悲劇の夫婦が
繊細、しみじみと沁み。梅玉・八幡太郎義家の声が遠く感じるのは、強力な周囲故
かしらん。
・連獅子
お話。狂言師の2人、獅子が子を千尋の谷へ落とす様を踊り示し。やがて、獅子に
変身した2人が狂い舞いをみせる。
9才・勘太郎、最年少の仔獅子の精で父親と共演。子供が感は程なく失せる、
かっちり、溌剌とした演技。毛振り30回、場内に拍手沸き。重量をともなった
加速感があって、興奮と爽快さを呼び。５丁5枚の囃子連中は猿若黄みの上下揃い、
勘三郎追善だものね。
上演時間
第一部
本朝廿四孝 十種香 10：30－11：25
幕間15分
泥棒と若殿 11：40－12：53
第二部
於染久松色読販 2：15－3：17
幕間20分
神田祭 3：37－3：58
第三部
奥州安達原 袖萩祭文 5：30－6：46
幕間15分
連獅子 7：01－7：52
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