前売3000円 映像視聴1000円 前売り/映像セット3500円
脚本・演出：ヒガシナオキ(gekidanU)、葭本未織（gekidanU）
企画統括：遠藤遊(gekidanU) 舞台監督：ヒガシナオキ(gekidanU)
舞台美術：よりぐちりょうた(gekidanU) 照明：電気マグロ(gekidanU)
音楽・音響：鈴木明日歌(gekidanU) 宣伝美術：佐藤莉子 制作：渡辺奈都
出演：
市川賢太郎(肉汁サイドストーリー)
市原ユウイチ
大城雪姫
鏡原すず
小泉眞琴
高山五月
森谷美月
森下凜央(gekidanU)
ヒガシナオキ(gekidanU)
2021/08/09(月祝）晴 3:58-5:26PM(1'25)あちこち 客席満席(13人)
客層：20-30才代中心。男女半々。
客入れ：日比谷線南千住駅南口集合受付。感染対策。検温と手指消毒。
熱中症対策。スポーツドリンク配布。冒頭野外、しばし後アトリエな住居へ
靴を脱いで入場。カーテンコール1回後規制退場。入口でチラシと当日パンプ、
楽曲が聞けるＱＲコード配布。物販。上演台本データ 500円。
2021年旗揚げ、旧住居をアトリエとして運用、活動拠点とし。毎夏、本野外演劇
フェスを開催しているとのこと。
構成。観客はその家の雇われ派遣員設定。コロナ禍だし、実際やることはないけど
物語に組み込まれてる体。冒頭、駅前から会場まで商店街を誘導されて移動。途中
路上で芝居勃発。その家前の駐車場で本編開始、展開につれて家の中に入り、
2Fと3Fの間を移動、座席固定で観劇(物語参加の体)。
お話。南千住で佃煮を造り商う遠藤家。患っている家長に変わり、三女が家を守って
いる。そこに嫁いで家をでた二人の姉と夫君がやってくる。三女が家を売る算段を
している、すわ財産を独り占めかと疑っているのだ。三女は疑いを否定、自分は
家になると奇妙なことをいう。その言葉の裏には少女期に男、野球少年として
育てられ、家長たる父親の一部として支配されてきた悲劇があった。やがて、三女は
父に抗い、自分の身体を取り戻そうとする。
リア王の潤色かと思いきや、再考、再起の物語。登場人物それぞれに挫折と
葛藤の人生があり。権力をもつ父親も例外ではなし。そのため一気通巻でなく、
込み入ってるけど、わちゃわちゃしてて面白いねこ。観客に役割を与えたり、
南千住ツアー後に地元背景の物語と、入れこみサービスが楽しいところ。
リビング→三女部屋へ移動と新事実が明らかとなる展開もまた。家劇場ならではの
生活感は独特、ゴミ屋敷化＝心の荒野が妙に臨場感あったり。特殊なところでは
2Fにガラス張りの空間（坪庭？、シャワー室？）あり。本水の嵐の中で行われる
父と三女の決戦は迫力あり。熱のこもった演技の中、透明感ある三女・洪役の方が
印象。
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