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 ゴキブリコンビナート第35回本公演「肛門からエクトプラズム」

 @埼玉県川口市某所(2021/12/02-05 4ステージ)
 ほぼ自由(エリアスタンディング) 前売3000円 当日3300円

 作・演出・振付・作曲:Dr. エクアドル
 照明:千鳥格子 制作:我修院達子、玉川徹子、ハラぼ〜、桐島コルグ、
 ジグラーオカダ、ボボジョ貴族、マニュエル・ゴッチン、バボ
 当日スタッフ:邪苦ニコル損、安藤ヒヤシンス子、千鳥格子、黒田樹梨、
 佐々木タケシ、みのりぬ、ボボジョ貴族、バボ
 協力:山田秀人 hope.of.the.wanwan 、人間ナイアガラ!!
 出演:
 我修院達子:ユリ
 桐島コルグ:川田
 阿比留丈智[劇団チャリT企画]:チンポ博士
 片腹年彦[guizillen] :日笠
 油絵博士:伊藤事務次官
 ハラぼ〜:佐々木事務次官
 ぜい肉ちゃん:ペス
 馬肉かなめ:ポチ
 ジグラーオカダ:水戸光子
 Dr. エクアドル:木村
 玉川徹子:めぐみ
 ホリットニー・ヒューストン:ブスナース
 三浦 元気:ひろし
 吉田のゆり(のびる):ひとみ
 玄田牛一:司会
 鈴木日香留:カナ
 すずき環:ゆかり
 スピロ平太:先生
 おりおん。:職員
 春咲小紅:水戸光子(スタント)
 ボボジョ貴族:身障者
 ash:先生

 2021/12/04(土)晴 3:07-4:20PM(1'12)奥側2F ほぼ満員?(80人)
 客層:2世代、20-30才代中心。男性過半数。
 客入れ:受付、整理券配布、観劇エリア(3箇所、1Fと2F・2箇所)決めガラガラ
 回し。開場時20数人。自分の身は自分で守る用合羽販売 300円。当日パンフと
 アンケートは終演後QRコードで渡し。物販。笑う子宮 5000円。録音再生可能な
 キャラ人形。その場で役者さんが録音してくれ。ほか過去公演DVD。
 トイレは和式 1箇所。カーテンコールなし。

 2年半振り本公演。次回本公演は4/20-24@北千住 BUoYと間を置かず。
 会場、舞台。タッパ高い会場中央に鉄パイプ組みタワー、上方に十字通路と仕掛け。
 2Fにも仕掛けあり。これまで同様に「山車」が出張ったりするので、適時移動要。

 お話。チンポロジーを掲げるSEXカウンセラー・チンポ博士の元へ、彼女いない歴
 30年だった男が悩み相談。女性のハードルが下がった、ブスしか立たなくなった。
 ハードルを上げようと、雇われチンピラどもに美女の狂言凌辱を頼み、救って彼女に
 すること企むが失敗。というのも、彼女にハードルを下げたくない告白・三下り半を
 喰らわしたところ、怒った彼女はブスの精鋭を集めたブス祭開催、血祭りに上げられ
 てしまったのだ。雇われチンピラはというと、その親方・実は真性ロリコンが彼女の
 裏稼業の児童売春組織の罠にはまり、骨抜きにされ、意のままに操られて役立たずに。

 その頃、身障者やミュータントの女性達を束ね、表向きは社会貢献を掲げながら、
 裏では与党政治家へ性奉仕させている策謀家の男あり。ユリは男に隷属することを
 嫌い、逃げ出すがつかまり辱めを受けてしまう。政治家秘書を恋い慕い、救いを
 求めるが、普通が好みと逃げられてしまう。政治家秘書にはアイドル嗜好があり
 (だったかな?)、好かれるために自分もと目指すことに。アイドルといっても、
 野郎どもが群がるのは黄金の排泄物を尊ぶ、スカトロアイドル。ユリ、敗北感。
 ひときわ香り高いモノを排泄するために、ユリは医学論文から独学で学び、究極のを
 我がモノとする。ブスの精鋭達を束ね、最強となったユリは、かつて自分を虐げた男
 の前に立つ。

 男は遺伝子操作のエキスパート。チンポ博士とは同窓の研究者でライバル。闇墜した
 男がブスしか嗜好しなくなるウィルスを日本中に蔓延させていたのだ。チンポ博士と
 男は激しい論戦を交わしたが、今は改心(だったかな??)。タッグを組み、開発
 したチンコとか集合した生物兵器をもって、最強ユリとそのブスの精鋭達と最終決戦
 にのぞむことに。

 生物兵器にブスの精鋭達は凌辱されつくし、ユリは敗北。落胆するユリの元、政治家
 秘書がやってくる。今の彼女が整形美女と判った、ユリがいいと。よかったね。
 事の起こりの彼女いない歴30年だった男と、男を血祭りに上げた彼女はよりを戻す。
 身の程をわきまえた方がいい♪、と。

 タブーもインモラルもなんのその、トンデモ飛躍あるいはトホホな物語、体を投げ
 出し恥を捨て躍動する役者、転調も楽しい弾むオリジナル音楽、チンコお乳お化けな
 造形衣装、動物・アルパカ君がちん入と情報量過多のカオス。五感総動員でのぞむ
 臨戦態勢の観客共々、ここでしか味わえないミュージカル・パフォーマンスを堪能
 するねこ。疲れたけど、祭りの後な爽快感あり。
 今回の特徴は野外劇を除けば、最大高さの会場を活かした立体演出。自分エリアは
 2F。狭いとこでのバトル芝居は臨場感あり。スカトロアイドルコンサートでのヤバめ
 緊張感、スピロさんのソロダンスが直近とか良かったねこ。高みの見物で全部見渡せた
 のはよかったけど、1Fで降りものパニック感も体験したかった欲深ねこ。ちなみ、
 今回の降りものは乾き物ばかりで、水系は時節柄からかなし。いつもより安心安全に
 楽しめ。
 出演者たくさん、ベテランが脇にまわっての布陣。みんなフィジカル凄い、極端な
 変わり身も鮮やか、とりどりで楽しいねこ。

 

  お客を沸かしたアルパカ君 from茨城・ダチョウ王国

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