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＠池袋 東京芸術劇場 プレイハウス(2022/02/07-20 18ステージ) 2/9.14休演
全指定 10500円 プレビュー 9500円
＠大坂 COOL JAPAN PARK OSAKA・TTホール 2/25-27
作：エドモン・ロスタン 脚色：マーティン・クリンプ
翻訳・演出：谷賢一[DULL-COLORED POP]
ラップ監修: 益田トッシュ 音楽 : かみむら周平 美術: 石原敬
照明: 横原由祐 音響: 清水麻理子 映像:松澤延拓 衣裳:及川千春(とわづくり)
ヘアメイク :谷口ユリエ 振付: 八子真寿美 擬闘: 栗原直樹 演出助手:渡邊千穂
舞台監督: 川除学 宣伝美術: 山下浩介 宣伝写真: 神ノ川智早
宣伝PR: ディップス・プラネット 制作:ゴーチ・ブラザーズ
主催：ゴーチ・ブラザーズ、ぴあ、TBS(東京公演）
出演：
古川雄大：シラノ・ド・ベルジュラック
、馬場ふみか：ロクサーヌ（シラノの従姉妹、幼なじみ）
浜中文一：クリスチャン（シラノの友人。ロクサーヌの思い人。）
大鶴佐助：リニエール（シラノの友人）
章平：ル・プレ（シラノの友人）
堀部圭亮：ド・ギーシュ（シラノを敵視している伯爵。ロクサーヌに横恋慕。）
銀粉蝶 ：マダム・ラグノ（シラノの友人。詩人カフェ主人）
秋葉陽司、植田順平、函波窓、西山聖了、花戸祐介、福原冠、ホリユウキ、村岡哲至
2022/02/10(木)みぞれ
7:00-8:47PM(90/休20/55)中段上手 客席5割(300人？)
客層：20-30才代女性中心。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。2F席不使用。当日パンフなし。
物販。パンフ A4 2000円 カーテンコール2回後規制退場。
2019年マーティン・クリンプ脚色版を、谷 賢一の翻訳演出で日本初演。
舞台。10段の大階段/スタジアム装置。テーブルら調度は持ちこみ式。蛍光灯ポールを
列べたり、スクリーンにライブカメラ映像や字幕を投影したり。
お話。正義感強い反骨の詩人・シラノ、容姿にコンプレックスを持ちながら、一人の
女性に思いを寄せつ、彼女の恋がため、忍びつつ生涯を終えていく。
シンプルでスタイリッシュな舞台に意気盛んな快男児たる作家シラノの幸福と悲劇、
彼のシニカルで切ない恋物語が展開。欲望と嫉妬、権力と隷属ら闇の部分もしっかり
描き、味わいを増し。詩歌→散文の転換期が背景にあるけど、今に融合した舞台を
みると感慨あり。言葉がもう一人の主役。ラップ歌唱とバトル、踊る字幕、リアル
タイム映像で躍動的立体的に彩り描き。しながら、役柄、役者芝居は生々しく、
飾らずストレートに胸に届き。シラノ・古川さん、シラノなメイクや時代衣装なく
生のまま、紡ぐ豊潤な修辞の向こうに純情純心が透き通ってみえてキレイ。
やるせなさと暖かさの混交に堪らない気持ちになるねこ。上下左右の距離を活かした
ミザンスに、近くて遠い心理的距離感を重ねて○。
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