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＠半蔵門 国立劇場大劇場(2022/03/03-27 25ステージ)
全指定 1等席8000円（学生5600円） 2等席5000円（学生3500円）
3等席3000円（学生2100円）
「入門“盛綱陣屋”をたのしむ」ご案内 中村萬太郎
「近江源氏先陣館（おうみげんじせんじんやかた）−盛綱陣屋−」
作：近松半二 美術：国立劇場美術係 主催：独立行政法人日本芸術文化振興会
菊之助：佐々木盛綱
梅枝 ：高綱妻篝火
萬太郎：信楽太郎
種之助：伊吹藤太
莟玉 ：盛綱妻早瀬
丑之助：高綱一子小四郎
小川大晴：盛綱一子小三郎
橘三郎：古郡新左衛門
吉弥盛：綱母微妙
亀蔵 ：北條時政
又五郎：和田兵衛秀盛
2022/03/06(日)晴 12:00-2:35PM(15/休25/1'55)3F中段上手 客席3F 150人？
客層：20-30才代女性とベテラン。女性7割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。2Fと3Fガラガラ。無料休憩・
食事場所はありがたい。物販。パンフ B5 900円、上演台本、資料集。
菊之助 初役とか。上演が決まってから稽古をつけるのが慣例のため、吉右衛門の
直接指導は受けられず。書き込み上演台本使い、葵太夫ら播磨屋ゆかりの演者と
するなど、実質追善公演とのこと。
入門〜、大河・真田丸テーマ曲♪で史実背景投影。人物相関図を使って、関係性と
それぞれの考えを解説。ついで菊之助音声コメント、「恕」＝他人の立場や心情を
察することだが、佐々木盛綱が到達した心境ではないかと。
お話。将軍源頼側につく兄盛綱、幕府・北条時政側につく弟高綱。時政が頼家のいる
城に攻め込み、兄弟は敵通しとなっている。盛綱の陣屋に、高綱の一子小四郎を生け
捕った盛綱の一子小三郎が帰ってくる。祖母微妙の心境は複雑。時政側の侍大将が
小四郎を返してほしいとくるが、盛綱は拒絶。小四郎の母篝火も密かにくるが、盛綱
の妻早瀬に気づかれてしまう。間もなく、高綱の首実検が盛綱に託されることなる。
しかし、首を見たとたん小四郎は切腹。真意を悟った盛綱は偽首と知りつつ、
相違なしと言い切るのだった。
細やかで表情豊かな菊之助・佐々木盛綱。役者芝居を観る楽しみがまた増えた感。
骨太さ＜精細さへの不満は葵太夫で払拭、子役を含めて行き渡った演技の交換が
行われていて、充足感高し。
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