全指定 1等席16000円 2等席12000円 3階A席5500円 3階B席3500円
1階桟敷席17000円
第三部
一、信州川中島合戦（しんしゅうかわなかじまかっせん）輝虎配膳
作：近松門左衛門
芝翫：長尾輝虎
雀右衛門：お勝
幸四郎：直江山城守
孝太郎：唐衣
魁春：越路
二、増補双級巴 石川五右衛門（いしかわごえもん）
松本幸四郎宙乗りにてつづら抜け相勤め申し候
補綴：戸部銀作
幸四郎：石川五右衛門
松江：三好長慶
歌昇：三好国長
廣太郎：左忠太
鷹之資：右平次
玉太郎：佐々木秀経
男寅：細川和氏
竹松：仁木頼秋
錦吾：次左衛門
桂三：呉羽中納言
錦之助：此下久吉
2022/03/06(日)晴 6:30-8:58PM(内訳下記)3階前方上手 客席 3F 200人位
客層：3世代、若い層結構、女性7割。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒、セルフもぎり。物販。筋書 B5 1300円。
終演後規制退場。
・信州川中島合戦 輝虎配膳
珍しい演目、ねこは2005年6月＠歌舞伎座以来。かなり長くなる物語の中程部分で
現在上演されるのはここだけとか。
お話。敵方の軍師・勘助を味方にしようと、輝虎は計略。勘助の母と妻を館に招待。
敵味方に分かれてしまった、勘助の母の娘からの再会の願いを聞き入れての訪問。
まず、輝虎の小袖を進呈するが、勘助の母は古着×と断ってしまう。次に、お膳を
供するが、てめえの飯なんぞ食えるかと、お膳を足蹴にして抵抗。勘助の母は自分を
餌にして、息子を釣ろうなど言語道断と吠える。これに激高、斬りつけようとする
輝虎を、言葉不自由な勘助の妻は、琴を弾きながら必死にとどめるのだった（成功）。
歌舞伎三婆(三大老女難役）昼の「近江源氏先陣館」微妙（みみょう）からこちらの
越路（「本朝廿四孝」越路とすることもあるらしい）と、日に二役も観るねこ。
表向きは輝虎と山城守のホットVSクール男性対決なんだけど、真の主役は越路と
女房達。大望を背負い、気骨ある女性達のありさまに痺れるねこ。魁春が理知的で
抑制しつつ冴えた演技印象、けなげ懸命な雀右衛門・お勝も○。
・増補双級巴 石川五右衛門
お話。石川五右衛門ベスト版。公家に化け、将軍家に乗り込んだ石川五右衛門。
旧知の此下久吉（秀吉）と偶然出会い、正体さらしてくつろぎ。金と引き替えに
養父を葛籠にいれて、文字通り高飛びしてしまう。
吉右衛門指導で初回、今回2回目とか。
線は細めも気迫十分、なにより表情が豊かでいい。型でなく演技体で見せてくれて
楽しいところ。宙乗りも軽やかな印象。ライバル久吉・錦之助、すゞやかな声が
気持ちいい。脂ぎったところがない、爽やかコンビなり。
第一部
三代猿之助四十八撰の内新・三国志 関羽篇 第一幕 11：00−12：10
幕間30分
第二幕 12：40−1：40
第二部
天衣紛上野初花 河内山 2：40−4：10
幕間20分
芝浜革財布 4：30−5：35
第三部
信州川中島合戦 輝虎配膳 6：30−7：14
幕間30分
増補双級巴 石川五右衛門 7：44−8：58
体感！日本の伝統芸能＠トーハク(〜3/13)では、模擬舞台に上がれます。