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＠下北沢 シアター711（2022/05/25-29 9ステージ）
全自由 一般3500円 学生3000円 当日4000円
脚本・演出：大谷皿屋敷[劇団「地蔵中毒]
舞台監督 小川陽子 舞台美術：袴田長武 照明：中西美樹 音響：大嵜逸生
当日運営：つかさ 制作補佐：頼住祥世 小道具：なべお、宝保里実
宣伝美術：江原未来 映像：高畑陸(シル／CHARA DE) スチール：塚田史香
プロデュース：星野花菜里 企画・製作：コンプソンズ
出演：
星野花菜里[コンプソンズ]：金森（SNS漫画家）
横手慎太郎[シンクロ少女]：江崎（同居する彼氏）
中尾ちひろ[おなかポンポンショー]：松村（ネットマガジン 新人編集）
小岩崎小恵[ポップンマッシュルームチキン野郎]：池田（その上司 企画主任）
三葉虫マーチ[劇団「地蔵中毒」]：安西（吉野から声を掛けられる）
佐藤一馬[劇団「地蔵中毒」]：足立（路上生活するオジサン）
宝保里実[コンプソンズ]：吉野（退屈してる）
2022/05/26（木）曇 7:34-9:35PM（2'00）最前方 客席ほぼ満席？（60？人）
客層：20-30才代中心、男性過半数？。
客入れ：開場時15人位。整理番号順に入場。感染対策。検温、手指消毒。小さめ椅子1
パイプ椅子1と通常椅子7列。当日パンフ A5 3ページ。物販。終演後いろいろ。
カーテンコール1回。
星野花菜里自主企画第一弾、劇団「地蔵中毒」大谷皿屋敷 書き下ろし＋演出にて。
舞台。手前一段下がりでゴザ敷き。縫いぐるみ、タイヤ、パイロン、壁に蛍光色の
日用品。などガラクタに地蔵味。幕が上がると、紅いビニール張りのソファがある
部屋。やっぱり壁に日用品（ゴミ？）はりつけ。
お話。貧しくも意識高いオジサンの薫陶を得、なによりは退屈しのぎに宗教（まず
ローカルルール）を立ち上げた人達。ただ一人信じ始めた男を見て調子に乗り。
その男と同居する彼女さん・SNS漫画家はメジャー仕事の高揚感もつかの間、
怪物的な人間と出会、地獄の入口に立っていて。
地蔵中毒から踏み込んだ、残酷悲喜劇、面白い。宗教の行動原理を描いてバキバキ。
退屈、逃げ、欲望にまつわる悲しい人の業を、常に面白要求の業を持つ作家が書くと
こうなるという、世にも珍しいキメラ。ギャグめくセリフの突拍子なさは他にない
楽しさで、そこに狂気に至るほどの生々しい切実さが重なってくるという。堪らない
気持ちになるねこ。笑いが人とりどりで場外の面白さもあり。