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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場（2022/09/03-11 10ステージ）
全自由（整理番号付き）3300円（3-5) 3500円（7-11) U-22 2200円
高校生以下1000円
作・演出：山本タカ 美術：稲田美智子
照明：山本創太、川添真理 音響：中村光彩 演出助手：佐野七海
舞台監督：わたなべひでお（猫侍） 衣裳協力：Costume Classics
宣伝美術：平崎絵理 広報：宮原真理 舞台写真：サギサカユウマ
収録・編集：近藤実佐輝 制作：北澤芙未子 制作助手：小関悠佳
主催：くちびるの会 助成：公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
芸術文化振興基金助成事業
出演：
薄平広樹 ：川村明利（脚本家）
中村まこと[猫のホテル]：川村徹（明利の父）
橘花梨 ：友田千春（明利の同棲中の恋人）
木村圭介 ：川村雅史（明利の兄）
堀晃大 ：大村健（耕作代行の農家）
藤家矢麻刀：大村タカシ（健の息子）
2022/09/07(水)雨 7:05-8:36PM(1'31)前方中央 客席満員(40人)
客層：2世代、男性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。開場時5，6人。椅子3列+数席。カメラが入って
減席した模様。当日パンフ A4両面。カーテンコール 拍手鳴り止まずも1回。
規制退場なし。
3年ぶりの新作長編とか。
舞台。六畳間、座卓、隅にファイルを置いたラック、正面壁にぶち破ったような穴。
廊下から上手玄関、上がり框、格子引き戸。
お話。念願の連ドラと格闘中の脚本家、直しで追い詰められるところに郷里の兄から
緊急連絡。父の様子がおかしい、見に行ってくれと。同棲中の彼女にケツを叩かれて
訪ねてみると、父親は象になっていた。当人は気づいていないようだ。
老いた父と子、辛い現実と夢、未来の光を描く、ほの寓話。それぞれの年代に痛く、
刺さる場面があると思うけど、知っている親でなくなっていくとこが一番堪える
ねこ。カフカ的、でも会話できて親は親と思っていると、残酷な終盤を迎えて、
ガツンと堪え。作家の私小説的な戯曲とのこと、親子の愛憎まじり、クリエイターの
業まじりと混交してる感。父親役・中村まことさんあっての舞台。次男・薄平広樹
さんのしだい心ほどけていく、細やかな演技も○。