[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠吉祥寺 吉祥寺シアター(2022/10/20-27 7ステージ)
全指定5000円 アルテ友の会4500円 25歳以下2500円
＠可児市文化創造センターala・小劇場 9/26-10/2
作・演出：鈴木聡[ラッパ屋] 音楽：佐山こうた 美術：秋山光洋
照明：佐藤公穂 音響：島 猛 衣裳：木村春子 演出助手：畑田哲大
舞台監督：加藤元基 企画協力：ラッパ屋 制作：中尾栄治、馬場順子
プロデューサー：澤村 潤 シニアアドバイザー：衛 紀生
宣伝美術：市川きよあき事務所 宣伝写真：神ノ川智早
宣伝ヘアメイク：西ヒロコ(omotesando atelier)
主催：公益財団法人可児市文化芸術振興財団
助成：文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
協力：公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
出演：
市毛良枝：今村一美(66 百日紅の家に住む未亡人）
陰山 泰：多田拓郎(67 一美の恋人）
福本伸一[ラッパ屋]：森田晃二(63 一美の弟）
弘中麻紀[ラッパ屋]：鬼頭美代子(58 一美の妹）
朝倉伸二：鬼頭康道(64 美代子の夫)
岩橋道子[ラッパ屋]：森田頼子(52 一美の妹)
瓜生和成[小松台東]：今村広志(38 一美の息子)
平体まひろ[文学座]：宮部恵里佳(26 謎の女）
2022/10/20(木)晴 2:05-4:00PM(1'52)前方中央 客席ほぼ満員(120人)
客層：ベテラン中心、女性過半数。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒。最前D列。当日パンフ A4 3ページ オールカラー
物販なし。カーテンコール2回 挨拶あり2分後規制退場。可児市名産のバラを全プレ。
岐阜県可児市発、滞在型製作作品。
舞台。低めの板塀から青空、百日紅の赤が映える庭、縁側のある昭和住宅。ガラスの
嵌まったふすま戸が居間の幅一杯。お茶菓子容器3の中央座卓、座布団、下手手前に
小机、ノート1。奥庭側に茶箪笥、扇風機、この屋にエアコンなし。転じて上手側に
団扇置き。下手台所、上手仏間、二階はある設定。
お話。夫を事故で亡くし、介護の親を見送り、66才で一人実家を守る長女。
から弟妹へ一斉召集。凶報か吉報かと勘ぐりながら、聞けばパートナーのご披露。
凪にさざ波。しかしその後嵐が、夫君の供養と若い女が不意にやってきたのだ。
盛夏舞台も暑苦しくない、心地好い風が吹く。ずっと彼らと過ごしたくなる、明るく
滋味滋養ある人生劇場。初老をむかえて更に、厳しい、切ないことがいろいろある
けど、朗らかな心根で苦労も未来も楽しいものとし。気が利く台詞、ちょっとお馬鹿
なおかしみ、愛おしさは健在だけれど、今回は生のままの真情が感じられ、じんわり
沁みたねこ。縛りがない弟妹設定が観客に気さくで、顧み、またこれからが明るく
感じられ。ずっと見てる役者達、年を越えて若い、滋味増して素敵。市毛さん、
穏やかも気っぷがよくて、江戸の風を感じさせて素敵。