[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠三軒茶屋 シアタートラム(2023/04/01-23 26ステージ)休演4/3,10,17
全指定 1st（4/1-9）6500円 2nd（4/11-16）6900円 3rd（4/18-23）7300円
U-25 3500円
作：ヒュー・ホワイトモア 演出：稲葉賀恵[文学座] 翻訳：小田島創志
音楽：阿部海太郎 美術・衣裳：山本貴愛 照明：吉本有輝子 音響：池田野歩
ヘアメイク：谷口ユリエ 演出助手：田丸一宏 舞台監督：川除学、鈴木章友
宣伝美術：山下浩介 宣伝写真：杉能信介 宣伝ヘアメイク：高村マドカ
WEB制作：三澤一弥 宣伝協力：吉田プロモーション プロデューサー：笹岡征矢
主催：ゴーチ・ブラザーズ
出演：
亀田佳明[文学座]：アラン・チューリング
水田航生：ロン・ミラー
堀部圭亮：ミック・ロス（部長刑事）
保坂知寿：サラ・チューリング（アランの母）
岡本玲 ：パット・グリーン（暗号解読者）
加藤敬二：ディルウィン・ノックス（政府暗号学校(GCCS)職員）
田中亨 ：クリストファー・モーコム（アランの親友）
中村まこと[猫のホテル /阿佐ヶ谷スパイダース]：ジョン・スミス
2023/04/22(土)晴 6:03-8:52PM(71/休16/80）前方中央 客席ほぼ満席(220人)
客層：20-30才代女性中心に2世代。
客入れ：感染対策。検温、手指消毒とも任意。最前B列。当日パンフなし。物販。
パンフ B5 1000円、戯曲掲載雑誌。カーテンコール3回、スタオベあり。
1986年初演。過去、劇団四季で上演されたとか。
舞台。寄せ木張り壁2面の島舞台、上下外に階段ピット、なんか潜んでるな。正面壁は
大きく傾斜、屋根裏部屋みたい。ソファ、机、収納箪笥、コート掛けらを場面毎、
役者達が組み替え。後半天井に、彩り可変の3×3LED蛍光灯列。
お話。第2次大戦にてドイツ軍の暗号を解読、イギリスを勝利に導いた、天才・数理
科学者チューリング。当時禁じられていた同性愛者として犯罪者とした扱われもした
彼の数奇な半生、人となりを周囲とも辿る。
興味深い人物像を、切れよくウイットある台詞、快速快調しごくな展開で描く好舞台。
音楽と照明、とりわけ冴え冴えとした灯り、しばしば深夜コンビニのように死、
無機質の世界を匂わせてクール。カッコいい。チューリング、純情なるも過激、
ラストの「冴えたやり方」は象徴的で忘れ難し。一方、亡き恋人の影を新たな出会い
のたび重ねる、ナイーブさが同居。ホント出ずっぱりで細やかに熱を絶やさず、集中
して演じた亀田さんは凄い。なんか賞をあげたいねこ。彼に思い寄せる同僚パット役
岡本さん、そして母親役保坂さんは愛情の程が自然、言葉超えで伝わり、○。
国家権力を匂わす、中村まことさんの胡散臭いムードも○。
[月間一覧］