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＠麻布 音楽実験室 新世界（2023/05/13-21 10ステージ）休演5/16
全自由（1ドリンク付き）一般 前売5000円 当日5500円
U-25 前売3000円 当日3500円
前芝居「阿呆劇・注文の多い地下室」35分
構成・演出：串田和美
出演：真那胡敬二、串田十二夜
独り芝居「月夜のファウスト」75分
作・演出・出演：串田和美 2020年初演＠あがたの森公園
照明：齋藤茂男 大屋惠一 照明操作：田村真央 音響：市來邦比古
舞台監督：大平久美 制作：長谷川きなり 串田明緖
制作アドバイザー：赤羽ひろみ 宣伝美術：吉谷弦 企画：串田和美
主催：（有）自由劇場／音楽実験室・新世界
2023/05/20（土）曇 6:00-8:05PM（35/休15/75）最前方 客席満員（35人）
客層：3世代に渡る女性8割。思いのほか若い観客結構。
客入れ：感染対策。検温なし手指消毒任意。当日パンフなし。舞台面に桟敷1、
外にベンチ2、丸椅子1列。桟敷は間隔を空けてゆったり。物販。台本1500円。
終演後サイン会実施。 カーテンコール1回。
今年3月 20年務めたまつもと市民芸術館の芸術監督を退任した、串田和美さん
（80）のソロ企画第一弾。
・前芝居「阿呆劇・注文の多い地下室」
舞台。紙の王冠1つ、おもちゃの剣。
お話。真っ暗な地下の空間。迷い込んだ二人の男。セミを探している？！。
懐中電灯を見つけてバタバタ。やがて「指令」を見つけ、芝居ごっこを始める。
アンダーグラウンド、演劇への賛歌。ハムレット、マクベス、ゴドー待ち、
ダム・ウェイター…ら芝居のコラージュ、すっとこどっこいな漫才語り。
愛嬌ある2人で面白く。真那胡さん、ご健勝で変わらず嬉しく。十二夜君のちょっと
甘い声の歌唱がいい感じ。
・独り芝居「月夜のファウスト」
舞台。小机に青いガラス瓶、オルゴール、リコーダー、ハーモニカ。上手に小ぶりの
バスドラム、星形のマーク入り。
構成。休憩時間から串田さんのトーク。この場所にちなみ、幼少期、麻布の演劇活動
黒テント解散後に1人だけに。そこの階段を花屋だった吉田日出子がやってきて…等と
オンシアター自由劇場時代のこと。やがて、串田和美さんの遠い昔の記憶、紙芝居の
キャラらと、ゲーテのファウストが幻想のように混交していく。
ライブ感ある1人芝居。冒頭しばらく、呼び鈴を鳴らしながら、頻繁に時空転換を
繰り返し。ほどなく、記憶の紙芝居キャラらが折々で記憶がザッピングする、
ファウストの世界へと。ファウスト/メフィストフェレスを演じ分ける語り。
楽器演奏で味わい増し。老獪も枯れず、遊びに親しむなキャラが自然で没入感あり、
時間を感じさせず。シニカルで軽いラストにしゃれっ気があるのも良く。次の企画が
楽しみになったねこ。