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＠駒場東大前 こまばアゴラ劇場(2023/08/23-27 7ステージ)
全自由 一般3500円 応援チケット5000円 17歳以下2000円 当日券+500円
作・演出：國吉咲貴 舞台監督：黒澤多生 照明：緒方稔記(黒猿)
音響：大嵜逸生（くによし組） 制作：宮野風紗音(かるがも団地)
宣伝美術：古戸森陽乃（かるがも団地） 主催・企画制作：くによし組
「壁とアルコールとアイドル」
菊池美里 ：ミサト(壁教）
笠井幽夏子：ユカコ（アルコール依存）
小嶋直子 ：ナオコ（アイドルファン）
永井一信 ：アイデンティティ
「ななめ島」
柿原寛子[ザジ・ズー]：マチコ（引っ越してきた）
平吹敦史 ：父・教師
荒波タテオ[popchicfactory]：田舎太郎
安藤安按 ：壁ドン子
永井一信 ：妖精
「眠る女とその周辺について」
タナカエミ：語り手
津枝新平 ：ツエダ（馴染めていない）
中野あき ：ナカノ（主として介護する）
黒澤風太 ：クロサワ（ナカノと付き合い）
輝蕗 ：キロ（不思議な人）
國吉咲貴 ：壁先輩（ナカノの師）
永井一信 ：カズノ（眠り続けている）
「壁の人」
全員
2023/08/23（水）晴 7:02-9:05PM（2'03）中段中央 客席超満員（70人）
客層：大人より2世代、男性7割。
客入れ：駒場商店街は夏祭り最中、屋台結構、人だかり出来。感染対策、検温なし
手指消毒任意。開場時15人ほど。雛壇に6列、通路補助席追加。空席誘導随時、
トイレも整列させ。当日パンフ A5 2ページ。物販なし？。カーテンコール 拍手
鳴り止まずも1回だけ。
架空の宗教団体「壁教」の人が登場する新旧オムニバス。ねこ初見。
舞台。明るめのレンガ壁紙の壁が正面と両サイド。中央は平台組みの素地・島舞台。
箱馬のテーブルと白オークの丸椅子3。
お話。壁と〜、依存症と信者の3人女友達、本当の私を巡る会話劇。ななめ島、
なんでも斜めになっている島に越してきた東京女子、馴染んで生活することを拒否
したから島民と剣呑なムードに。眠る女、見取り段階のおじさんのような美少女の
介護を託されたシェアハウスの人々。それどころでなくなる男女、人間関係。
壁の人、宗教居留地で暮らす大人と子供、到達してしまった人と、出たい人の実の
ところは問答。
トリッキー、でも人間臭い。シビアでシニカル、けどユーモアととんちが効いてて
からっと楽しめる。スパイシーで苦みも旨みなテイストが忘れがたい印象あり。
いろんな問題を扱い、救済の有無に寄らず、自分事として還っているのがいい。
愛おしい作品ぞろい、とりどりの役者達の魅力が闊達に活かされてこその舞台と
思うねこ。
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