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＠日本大通り KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ（2023/09/15-10/01 15ステージ）19,26休演
全指定 一般7600円 平日夜割6800円 神奈川県民割引（在住・在勤 ）6800円
Ｕ24チケット 3800円 高校生以下 1000円 シルバー割引(満65歳以上) 7100円
脚本：アーサー・ミラー 演出：長塚圭史[阿佐ヶ谷スパイダース]
翻訳：髙田曜子 美術・映像：上田大樹 照明：横原由祐 音響：池田野歩
衣裳：阿部朱美 ヘアメイク：赤松絵利 演出助手：鈴木章友
舞台監督：足立充章 制作：田辺千絵美、西原栄 プロデューサー：笛木園子
主催・企画制作：KAAT神奈川芸術劇場
出演：
河内大和：アーサー・ロバートソン（語り部 金融業）
中村まこと：モウ・ボーム（実業家）
シルビア・グラブ：ローズ・ボーム（その妻）
矢崎広 ：リー・ボーム（長男）
大谷亮介 ：グランバ（ローズの父親）、マシュー・R・ブッシュ
瑞木健太郎：クラレンス、ジェシー・リヴァモア、チャーリー、 保安官、トゥーランド
天宮良：ドクター・ロスマン、ウィリアム・デュラント、ヘンリー・テイラー、カブッシュ
武谷公雄：トニー、ブルースター、ラルフ、ルーズベルト、デュガン
田中佑弥：フランク、アーサー・クレイトン、ブラッドリー判事、アイザック、スタニスラウス
大久保祥太郎：ジョー(ジョーイ)、 フランク・ハワード、ライアン
関谷春子：ファニー・マーゴリーズ（ローズの妹）、ハリエット、ルディ、アイリーン
齋藤瑠希：ダイアナ・モルガン、ドリス、グレイス、イディ
佐々木春香：テイラーの妻、シドニー・マーゴリーズ、イザベル、ルーシー、ルシール
2023/9/27(水）晴 6:31-9:26PM(80/休15/79)前方中央 客席ほぼ満員（250人）
客層：20-30才代中心に女性7割。
客入れ：感染対策。入口で検温、手指消毒任意。ベンチでなく個別、クッション追加
椅子、荷物箱付き、千鳥配置11列。当日パンフ A4 9ページ。物販。戯曲掲載本。
カーテンコール2回。
1980年初演、1986年歌や音楽を前面に出したヴォードビル版で再演されたとか。
今回は初演版、長塚さんらしいところ。
舞台。床一面に暗色の土を敷き詰め、天井を覆う映像パネルに空や記録映像ら投影。
下手端に水道の実用蛇口、上手に茶色のピアノ。背後には様々な椅子、テーブルら
調度品が雑多に置かれ。有機と無機が大胆に同居して、生理に訴えかける印象。
お話。1929年アメリカに端を発した世界恐慌。巻き込まれた人々と、とある富裕層
家族の有為転変な行く先を追う追憶劇。
災禍と事の次第を人と暮らしから描いて親近。多彩なできる役者達の魅力的な演技で
迫り。器用で味わいのある役代わりで楽しませてくれ。中心となる一家がとりわけ。
おじさん達（中村さん、大谷さん）の強弱感と沁み加減。歌の力まじまじと素敵に
卑怯なシルビアさん。どこまでも好青年で清々しい矢崎君。
追憶の距離感が程よくて見易し。自分事、日本の状況と重ねられる間合いあり。
時々、参加型に食い込んでくるけど。美術のカオス感が物語に合い。天井の空映像に
覆いが被さったり、空そのものが遠くなったりと不穏な状況、心理に都度沿って
効果的。
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