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＠吉祥寺 吉祥寺シアター（2023/10/26-11/01 6ステージ）休演日10/31
全指定 一般5000円 25歳以下2500円 アルテ友の会4500円
＠岐阜 可児市文化創造センター ala 小劇場 10/18-22 5ステージ
＠丸亀 丸亀市綾歌総合文化会館・大ホール 11/7
＠四日市 四日市市文化会館・第2ホール 11/11
＠豊田 豊田市民文化会館・小ホール 11/12
＠佐野 佐野市文化会館・大ホール 11/16-17
＠さいたま さいたま市文化センター・小ホール 11/19
作：豊嶋了子と丸高演劇部 潤色・演出：瀬戸山美咲[ミナモザ]
美術：原田愛 照明：上川真由美 音響：泉田雄太 衣裳：藤田友 振付：熊谷拓明
演出助手：森菜摘 舞台監督：加藤元基
制作：半田将仁、馬場順子 プロデューサー：澤村潤 シニアアドバイザー： 衛紀生
宣伝美術： 市川きよあき事務所 イラスト：関岡恵美
主催：公益財団法人可児市文化芸術振興財団 協力：公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団
出演：
・丸亀高等女学校
おかやまはじめ[ラッパ屋]：岡野龍次郎（校長）
近江谷太朗：松本清太郎（教頭）
林田麻里 ：宇田文子（裁縫の教師）
堺小春 ：井上通子（物理・体操の教師）
北原日菜乃：真鍋智恵（生徒 四年生）
谷川清夏 ：大西佐登子（生徒 四年生）
桜木雅 ：森富貴子（生徒 一年生）
庄司ゆらの：横田アサノ（生徒 一年生）
・写真館
近江谷太朗(二役）：青山正一（写真師 梅子の父）
井上向日葵：青山梅子（写真師志望）
2023/10/29(日)晴 2:03-3:49PM(1'45)後方上手 客席ほぼ満席(190人)
客層：2世代、まんべんなく、男女半々。
客入れ：感染対策。手指消毒任意、マスク推奨（準備あり）。最前Ｃ列。
当日パンフ A4 3ページ オールカラー。カーテンコール3回。終演後、可児名産の
バラ1輪を全プレ。
史実(一葉の写真）を元にした高校演劇の名作を、瀬戸山美咲が潤色・演出した
ツアー公演。
舞台。六角形の講堂？テラス？。ソファセット1、中央に上下窓1。上手側が屋外に
延びてデッキ状。前方が校庭側で、下手に2人掛けのベンチ1。
お話。丸亀の女学校。行事の撮影を依頼してきた写真館の当主が怪我、知らせと共に
娘・梅子は自分が代われるとアピール。困惑する校長の背中を押したのは、進歩
積極的な井上教師だった。彼女が指導するフートボールの撮影をする内、生徒達と
心通わす梅子。しかしフートボールは野蛮、女性の躍進を快く思わない保守的な
先生も確かに居て、担当追加に見合う給与を求める井上教師と対立が本格化して
しまう。
ここからの物語、空晴な眼差しと言葉が清々しく、抗いの時々を思えば、背筋が
ピンとなるねこ。オリジナルは未見だけど、大人の事情と子供達の望みと未来の
ことで起こる騒動次第が中心。ガチの差別、因習、偏見は今に続いて、哀しく虚しく
迫り。男女を超えて、人間としてフラットに立ち戻る大切さ、決意の尊さを描いて
いて、胸にガツンとくるねこ。骨太だけど、歯切れ良く、なにより丁寧で血が通った
暖かい脚本が素敵。闊達な演技が瑞々しく、気持ちがいい。会社やコミュニティで
1人欲しいキャラ、人材ぞろい。球技の動きらステージングもしかし。劇伴のジョニ・
ミッチェル、キャロル・キングら、アコースティックな歌声、メロディがまたよく
合ってて嬉しいところ。
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