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＠日本大通り 神奈川芸術劇場ホール(2023/11/11-26 12ステージ）
全指定 S席6800円 S席平日夜割6500円 A席4800円 神奈川県民割引6000円
24歳以下3400円 高校生以下1000円 満65歳以上6300円
シーズンチケット＜前期＞20700円
＠京都 京都芸術劇場 春秋座 12/9-10 2ステージ
作：倉持裕[ペンギンプルペイルパイルズ] 演出：杉原邦生[KUNIO] 音楽：原口沙輔
美術：佐々木文実 照明：吉本有輝子 音響：稲住祐平 衣裳：丁瑩
ヘアメイク：国府田圭 振付：北川結、仁科幸 演出助手：日置浩輔
舞台監督：藤田有紀彦 宣伝イラスト：藍にいな 宣伝美術：デザイン太陽と雲
制作：牛山直美 チーフプロデューサー：笛木園子、伊藤文一
主催・企画・製作：KAAT神奈川芸術劇場 助成：文化庁文化芸術振興費補助金
（舞台芸術等総合支援事業） 独立行政法人日本芸術文化振興会
出演：
・静水学園高校 生徒
石井杏奈：伊藤希穂
秋田汐梨：沢木未羽
石川雷蔵：咲斗
北川雅 ：春花
水島麻理奈：朱里
上杉柚葉：心那
小熊綸 ：友奈
出口稚子：陽菜
木村和磨：郁真
中嶋千歩：野乃子
藍実成 ：時男
浜崎香帆：つぐみ
植村理及：六華
中沢凜之介：洸祐
秋山遊楽：一誠
古賀雄大：仁
・盲目の女 原扶貴子：長谷川ひとみ
・長谷川の隣人 笠島智 ：中井江奈
・中年の男 岡田義德：高木憲一
・繭川のビルにいる若者 近藤頌利：洋介
成海花音：風香
・ラジオパーソナリティ キクチカンキ：川崎陸
・シンガー 香月彩里：明日実
2023/11/19(日)晴 2:00-4:03PM(2'01）前方上手 客席8割(300人)
客層：2世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。手指消毒任意。最前6列の張り出し舞台～12列、2F,3Fは未使用。
当日パンフ 配役表 1枚。物販。パンフ(ステッカー付き） B5 500円。なぜか安価。
ステッカー500円。定時間開演、遅刻注意。掲示より10分前倒しで終演、カーテン
コール2回。
倉持裕書き下ろし新作を、初顔合わせのKUNIO演出にて。
舞台。広大、野球が出来。機材、照明らは剥き出し。床と壁の2面、移動式セットは
明るい緑色一色。合成撮影の背景幕みたい。
お話。名門私立高校、突然学校に来なくなった先生を巡り、その訳について生徒達は
侃々諤々。生徒のリーダー格・未羽は、街で見かけた中年おじさん高木が同級生・
希穂に見えるという怪異を体験。問い詰めると、正体は変わらず、いくつもの顔を
持つ人間であることが明かされる。彼らは互いに関わりをもたない「絶対他者」で
あることがルールという。しかし、未羽の存在は意図しない関係性を生むことに
なり、彼らの日常を揺すぶることになって。
奇妙な仕掛けは判るも、それで！？と困惑するねこ。学校内のごたごた、変身人間の
暗躍、不良っぽい少年少女の存在、飼っていたヤバいのを逃がした盲目の女と諫める
主婦 などなど情報量が多く、真意がわかりかねたり、消化不良。なので年齢、立場
の違う人、それぞれの生き方と世界との関わりあいに注目、心の揺れや痛みを表す
言葉を都度味わい。生徒達より、おじさんおばさんのが共鳴するとこあり、自分も
そうだし。変身しても正体は変わらない、生き残りつづける設定伏線は、ラストを
残酷なものとして、痛く胸に響き。さよならだけが人生、それも青春期に既に…と
しんみりするねこ。
KUNIO演出、ステージングはスパイシーで豊か、コロス(生徒達）が常に聞き耳を
立て、セット転換、ダンスで躍動する。居るはずのないものが居る、また逆を
身体表現で表して効果的。緊迫感をはらみ、美しく時に禍々しい音楽も○。
役者。とりどりが楽しい。希穂・石井さん。ソリッドな凛々しさとどこか脆さを
感じさせ、謎めいて素敵。未羽・秋田さん、表裏がない、装わないとこに好感。
咲斗・石川さんの真っ直ぐな優しさがオアシス。
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