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＠日本大通り KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ(2023/11/29-12/10 9ステージ)
全指定 一般5500円、神奈川県民割引 4900円、U24チケット(24歳以下) 2750円
、高校生以下 1000円、シルバー割引（満65歳以上） 5000円
シーズンチケット＜後期＞ 14100円
原作：アントン・チェーホフ「三人姉妹」 翻案・脚本：ソン・ギウン[第12言語
演劇スタジオ] 演出：多田淳之介[東京デスロック] 翻訳：石川樹里
ドラマトゥルク：イ・ホンイ 美術：乘峯雅寛 照明：岩城保 音響：星野大輔
衣裳：阿部朱美 ヘアメイク：国府田圭 演出助手：相田剛志
舞台監督：小金井伸一 主催・企画制作：KAAT神奈川芸術劇場
企画協力：東京デスロック、第12言語演劇スタジオ
共催：横浜国際舞台芸術ミーティング実行委員会（YPAM2023連携プログラム）
後援：駐日韓国大使館 韓国文化院、公益財団法人 日韓文化交流基金
出演：
・福沢家
伊東沙保：福沢庸子(ふくさわようこ 長女・普通学校の教師)
李そじん：倉山昌子(くらやま まさこ 次女・近所に住んでいる)
亀島一徳：福沢晃 (ふくざわあきら 長男・後に、董仙玉と結婚)
原田つむぎ：福沢尚子(ふくさわ なおこ 三女・昨年、女学校を卒業)
アン・タジョン：董仙玉(トン・ソノク/とう せんぎょく 地域の朝鮮人有力者の娘)
夏目慎也：倉山銀之助(くらやまぎんのすけ 中学校教師)
鄭亜美 ：カンナン（董仙玉の実家から 連れてきた下女）
佐山和泉：サヨ（女中）
・軍人達
佐藤誓 ：千葉哲人(ちばてつじん 軍医・福沢家の離れに下宿)
大竹直 ：磯部史郎(いそべしろう 中佐・羅南に赴任したばかり)
田中佑弥：朴智泰(ほくともやす/パク・シテ 中尉・福沢家の離れに下宿 父は朝鮮人、母は日本人)
波佐谷聡：相馬僚(そうまりょう 中尉・朴智泰の同僚)
松崎義邦：木戸伝平(きどでんべい 伍長・衛生部所属 )
イ・ソンウォン：黄斗伊(ファン・ドゥイ 道議会議員である 矢内原家の下男)
2023/11/29(水)晴 6:30-9:28PM(74/休16/87)中段上手 客席8割(160人)
客層：3世代、女性過半数。
客入れ：感染対策。劇場入口でサーモ検温、手指消毒任意。ロビーでのお弁当販売は
本日なし。最前A列、最後尾未使用。当日パンフ A4 7ページ。相関図、年表付き。
物販なし。 カーテンコール3回。
2020年12月初演、ねこ初見。
舞台。床照明と正面スクリーンの映像、距離感あるミザンスなので俯瞰が望ましい。
前方席はストレスになるのでは？。床中央に赤と青の朝鮮カラー円、周囲全面は
状況により青／赤に染められ。正面スクリーンに日の丸と年表、折々でライブ映像を
重ね、ここも状況により変容。調度類、仕切らは、役者達が持ち込み設営。客席側
通路も使用。
お話。チェーホフ「三人姉妹」を骨子に、日本統治下にあった朝鮮北方の都市に住む
日本人と朝鮮人達の日常を描く。1935〜1942年の4幕構成、原作より「外」が強く
表れた内容。
逃げ去るのは恋だけでない、原作のベースに奪われ続けた朝鮮の人達と、自覚有無に
かかわらず加担した人達を浮かばせ。糾弾、贖罪に偏らず、とらわれない視野で
捉えた、時代の群像劇として描き。登場人物のプレゼンスよく、それぞれの視点が
くっきりとして、生っぽく濃厚なドラマをつくり、折々でガツンとくるねこ。
照明、映像らビジュアルが示唆的、状況や心理を良く映して、言葉にならない
胸騒ぎを醸し。辛いばかりの地獄に、エンタメ色を入れてたり、遊んだり、時々は
オアシスなさじ加減○。誰1人同じ人間が居ない、キャラと役者芝居が楽しく、
堪能するねこ。
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