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＠京都新白川 京都芸術劇場 春秋座(2024/10/19-20 2ステージ)
全指定 一般5500円 京都芸術劇場友の会 5000円 学生＆ユース席 3000円
作:つかこうへい(1980年初演) 演出:松尾スズキ[大人計画]
照明:小山陽美 音響:横山貴裕 美術プラン:夏目雅也 制作総括:安藤善隆
舞台監督:田淵恵崇 演出助手:土橋淳志 宣伝美術:矢野晋作
制作:森田有紀、吉田和睦 制作助手:出尾美貴
主催:京都芸術大学 舞台芸術研究センター
協力: つかこうへい事務所、大人計画、ゴーチ・ブラザーズ、MASH、劇団地蔵中毒
使用戯曲「戯曲 蒲田行進曲」(角川書店 昭和57年4月25日初版発行)より
出演:
上川周作[大人計画]:村岡安次(通称ヤス)
笠松はる:小夏
少路勇介[大人計画]:銀四郎(銀ちゃん、同・土方歳三)
東野良平[劇団「地蔵中毒」]:監督、トメ
松浦輝海[在校生]:若旦那(同・坂本龍馬) 、新治、ト書き
末松萌香[在校生]:近藤、ト書き
山川豹真（ギター）
2024/10/19(土）雨 2:05-4:03PM(1'56)最前方上手 客席7割（450人）
客層:3世代 学生〜ベテラン 女性過半数。
客入れ:感染対策 手指消毒任意。通常客席 2階席不使用。当日パンフ A 43ページ。
物販なし。控え目に流れる客入音楽はソウルフルなエイミーワインハウス♪。
本編開幕前に卒業生でもある上川周作さん登壇、黒木華の次に…と自己紹介、
朗読劇で5500円ってどう？！と自虐（笑）。カーテンコール2回 熱心な拍手湧き。
演劇を始める切っ掛けが「熱海殺人事件」という松尾スズキ。心に描いてきた
つか芝居の再現を動きのない朗読劇でとの意欲的公演。
舞台。ピアノ用椅子5(立ち芝居の待機用）を等配。その上手後方に平台、譜面と
ギター奏者席、その手前にト書き読み席。
お話。東映京都撮影所。大部屋役者ヤスは、スター俳優銀ちゃんの妊娠中の恋人小夏
を押し付けられ。しだいに心通わす2人だが、銀ちゃん至上のヤスに小夏は戸惑う
ばかり。様々な想いを抱え、ヤスは危険な撮影に立ち向かう。
しがらみが3人の愛憎に尽きる、シンプルな初演版？上演。
清々しくも沁み、いい舞台をみたねこ。歌謡エンタメ芝居を滅し、発話芝居に全力、
つかこうへいの言葉、荒くれと詩情を力強く表し。身体ぶり、ミザンス、照明、SEと
音楽は最小限も効果的。哀切の生ギターがいい仕事し。そんな人がそんな風にな
適材適所の配役と応える役者での充足感が嬉しい。スマートな最適解を貴ぶ昨今と
真逆の不合理な世界、だけ人間臭さがステキと改めて思うねこ。
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