[ホーム](個別ページができ次第、そちらにリンクします。）
＠飯田橋 Roll(2024/11/17 1ステージ)
全自由3000円 ＋1ドリンク制 500円
小暮香帆ソロダンス「インナー・サイレンス」32分＋アンコールダンス6分
トーク 50分位
笠井爾示（かさいちかし 写真家）、小暮香帆（こぐれかほ ダンサー・振付家）
司会：藤木洋介（キュレーター）
2024/11/17(日)曇 5:04-6:40PM(38/50)最前方 客席超満員(30人)
客層：2世代 大人中心 男性過半数。挙手アンケートで小暮さん初見が1/3。
客入れ：感染対策 特段なし。開場時5，6人。ホワイトキューブの四方壁に作品
プリント。会場半分に丸椅子3列＋関係者席＋立見数人。当日パンフ無し。
カーテンコール1回。
2年間、小暮香帆を被写体に撮影を続けた笠井爾示写真展、活動は今後も継続とか。
会場。大小サイズのプリントを上下位置に不規則に連ね。いわゆるダンス写真とは
異なり、足など部分や、稽古場？、周囲(2人の実家付近）でのありさまなど
日常スナップを中心。
構成。小暮香帆ソロダンス。音楽でなくハムノイズが音源。時折四肢が別人格のように
動いてるような。しだいほどけ。突然の暗転、擦る音とブレス音。ハンドライトで
プリントと自身を照らし、壁に影。これもまた別の自分といった体かしらん。ロールら
激しさを増し。終えて、持ち時間がまだあると、ボサノバベースの曲でリズミカルに
踊り、といってもただ音楽に乗っているわけでもなく。
ソロダンスは松本の野外公演以来、今回至近距離で観られて満足感高し。いつもながら
ソリッドでカッコいい。写真と自身の影を相対化してように見せたのは面白し。
トーク 笠井 時系列に展示。それぞれの実家に始まり、最新も実家。ソロダンスを
観ていて、子供の頃家（笠井叡家）でダンスを観ていた頃を思い出していた。
何を見ているのか、観客とダンスの関係について。これは写真とは違う体験。
小暮 写真は今の自分からはもう離れているもの。
笠井 小暮さんのダンスとの出会い、スゴいと思った、しかしダンスを写真に撮るか
どうかは（笠井家で生まれ育った自分には）葛藤があった。笠井家と小暮さんの
関係も知らなかったこと。
藤木 キューレション。1500枚のプリントを託された。エンタメとしてダンスの美しさ
を撮ったものでなく、（笠井さんの持ち味である）日常的なものを。2人の距離感を
紹介したくて、小さいプリントは距離があり、大きいものは近い。上下に振ったのは
目線と動かして、お客さんも踊るように観てほしかったから。
笠井 撮影しているとよく動くので、（小暮さんからも言われたよう）デュオしてる
ようとよく言われるが違う。標準レンズなので近寄らないといけないのと色々な角度
で撮りたいのでまわりを動いて回らないといけない。惑星と衛星のように。
小暮 ダンスは手放し続けるもの、写真はもう今の身体ではない。写真は動画と違って
切り取っていく、これはダンス的。自分が90歳になっても撮り続けてほしい。
笠井 自分から（企画を）止めたことはない。