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＠駒場東大前・こまばアゴラ劇場
（1996/3/19-21 4ステージ 大阪4/12-14 4ステージ） 前売2500当日2800
作：深津篤志 [桃園会] 演出：河辺美樹
出演：（追加予定）
1996/3/19(火)8:00-9:35PM 晴 最前列より 客席８割(50人）
昨年、大阪で上演。玄人筋で評価された（らしい）お芝居。プロデュース５６７は
１９９Ｑ太陽族の河辺美樹が中心になったプロデュース公演。関西で注目を
集める桃園会の深津篤志が戯曲を書き下ろし。
お話。食堂でなにやら、商店主達がぼそぼそ、しょうもない喧々諤諤。どうも、
外では致命的な病気が蔓延、その源な家畜肉はすべて×らしい。でわ、この
挽肉にはなにが入っているものやらのブラックな顛末。同和問題、関西で根強い
という外国人問題も陰に潜めつつ。食べちゃうほど（人肉食）の愛のお話に。
泣かせるテーマなのさというもの。
家族ゲームみたい、食卓ならべ皆前向いて座り切り。あーだこーだ。丁々発止の
関西弁会話◎。すきの無さととほほさのバランス巧み。特にずけずけ物言いの
山さん（風太郎）、ちとぼけの菊ちゃん（南 勝）の二人が◎。テレサ（江口恵美）の
陽気さは別れ際で、そこはか悲し味醸し出し、グー。役者はみな達者でしたね。
真相がちと突飛な感じ。けど、それはどうでも良く、各人の有り様が見物。無頓着
さが不気味なやつ。まっとう、真摯なやつ。呆然または自暴自棄なやつ。と、キャラ
巧く生かし◎。ラストの思い入れたっぷりには誠実さあり。関西のお芝居らしいと
感じるねこ。