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＠渋谷 オーチャードホール（2003/8/27-31 6ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/
全指定 S席13000円 Ａ席11000円 Ｂ席9000円 Ｃ席7000円 Ｄ席5000円
演出・振付：ローラン・プティ 音楽：デューク・エリントン
芸術監督：三谷恭三 装置：ジャン＝ミッシェル・ヴィルモット
照明：マルク・アンロシュト、ジャン＝ミッシェル・デジレ
衣裳：森英恵、ゼニア スポーツ［ゼニア ジャパン株式会社］、
アルビエロ・マルティニ
公式HP http://www2a.biglobe.ne.jp/~ballet/index_m.html
出演：
ジェレミー・ベランガール、ルシア・ラカッラ、バンジャミン・ペッシュ、
ルイジ・ボニーノ、ホセ・アルダイール・アコスタ・ロドリゲス、
ファビオ・ライムンド・デ・アルメイダ・アラガオ、クリス・ジョブソン、
アルタン・フヤグ・ドゥガラー、
草刈民代、上野水香、塚田渉、菊地研、
金澤千稲、坂西麻美、平塚由紀子、佐藤朱実、橋本尚美、吉岡まな美、小橋美矢子、
笠井裕子、坂梨仁美、青山季可、飯野若葉、橘るみ、山井絵里奈、柄本奈美、
加藤裕美、山中真紀子
相羽源氏、逸見智彦、保坂アントン慶、京當雄一郎、徳永太一、今勇也、中村一哉、
和泉澤信行、秋山聡、伊藤隆仁、京當侑一籠、武藤顕三、阿南誠、中島哲也、
高橋章、芝崎健太
2003/8/31(日)晴 1:06-3:30?PM(49/休21/56) 3階後方より 客席８割（人）
客層：20才代女性最多、中年層を含めて女性8,9割。20-30才代の単独男性ちらほら。
客入れ：当日券、Ｓ、Ａのみ。三階は２カ所に並び10席の空きあり、発売済みらしく
移動してきた人を座らせず。A4 1枚のキャスト表配布。物販。パンフ1500円 買わな
かったので内容不明。ポスター500円、Ｔシャツ2500円、クリアファイル500円。
カーテンコール20分近く(以上？）あり。三谷恭三、ローラン・プティ氏も登場、
お客大喜び。Ａ列車アンコールの３回目が始まったところで退出したねこ。3回リピ
ートはちょっと…。
2001年初演。カンパニーの45周年記念作品とか。
構成。デューク・エリントン音楽をバレエ化。スタンダード曲を中心に、モブとソロ
それぞれを活用し、原曲をイメージまた体現させる試み。それぞれに、まさに趣向を
凝らしての１７曲オムニバス。
エネルギッシュな音と洗練されたメロディがバレエな動きと合い。なるほろねこ。
ジャズな乱調子も取り入れた振付は、パリなエスプリかしらん。美しい動きも情感
が伝わりにくい、なんか人形ぽく感じられて物足りないのもいくつか。ちょっと欲張
りすぎかしらん。曲毎に工夫を凝らした演出はなにがでますかな？なお楽しみ。
Hi−Fi Fo Fumsに代表される、なぜか体操ぽい、ちとおばかな男子モブ。Afrobossa、
Ad Lib on Nipponら、女性ソリストが輝く女王様もの が印象に残ったねこ。
プログラム ＊は初演にない演目
Act1
1. The Opener ジェレミー
ソロ。リズミカルにキレよく動きまくりん、崩したパをみせたりとお茶目忘れず。
2. In a Sentimental Mood/Mr.Gentle and Mr.Cool 男性、女性コールド、菊地研
カップルのモブダンス。男性がしましまの上下、女性がピンクドレス。お茶目しない
と気が済まないのか、組体操したり、ダイイン？したり。中とラストで菊地研？。
軽やかに飛んで、短くも印象的。
3. Don't Get Around Much Anymore ルシア、バンジャマン
男性２人でついぞ離れぬ、パ・ド・ドゥ。かっちょいい肢体の男子達のしなやかで
洒落っけある動きが楽しいところ。
4. Solitude 上野、男性コールド
歌舞伎殺陣の捕り方が使うようなバーを縦横に動かす白シャツと黒タイツの男性達。
バーの隙間で、全身白タイツの女性ソロが踊るつうか舞う。バレエな動きの美しさに
エロ可愛いさをそこはかと花の香りのように添え。
5. Happy Go Lucky Local ルイジ、塚田
でけえ塚田さんと、小柄な白塗マイマー風ルイジのボクシングダンス。即物的な凸凹
キャラが愉快。
6. Come Sunday ホセ、ファビオ、クリス
哀感漂う音楽にのせて、黒人３人がムーディに踊る。背景に人影を投影、シンクロし
たり、ずらしたりと一ひねり。
＊7. Afrobossa ルシア、ジェレミー、バンジャマン
青いミニスカート・ワンピのルシアお姉様にかまってもらう、黒シャツ黒短パンの
男子２人。お人形みたいなルシアがかわいい。小粋なプティ振りが映え。
8. Hi−Fi Fo Fums アルタンフヤグ、男性コールド
ダンスつうか一大器械体操。山形のオットマンみたいな器具をそれぞれもって、座った
り、背負ったり。結構とんまかも、ダンサーのやる気なさそうな感じがまたおかしい
ラスト、アルタンフヤグは座っていた器具が取られてもポーズ維持、意地で？。
Act2
9. Mood Indigo /Dancers in Love ジェレミー
ソロ、体のパーツが独立して動くような振り。高度のテクでくっきりと見事に踊って
お客大喜び。
10.Sophisticated Lady：Chelsea Bridge/Satin Doll ルシア、ファビオ、塚田、菊地
ドレスの女性のアンニュイなソロ。タキシードの男子３人と恋のかけひき後、再び
女性１人となり、１人酒を演歌に飲む。ルシアの可愛さが艶ぽさとほどよい軽さを
生んでいい案配。
＊11.The Telecasters バンジャマン
夏夢のパックの踊りらしい。肌色タイツの男子ソロ。小気味よく巧く踊り。
12.It don't mean a thing(If ain't got that swing)
ジェレミー、ホセ、ファビオ、クリス、男性コールド
歌いながら踊りん。絡んでオブジェの形をつくったり。うきうきと楽しくスィング感
やよし。
13.Caravan ホセ、ファビオ、クリス、男性コールド
マスゲームみたいに、列んだり、輪になって花のようになったり。短めのソロを踊る
男子が技をみせて、それも楽しいところ。
14.Cotton Tail 上野，ルイジ
白塗マイマーな男性と、黒レオタードの女性のパ・ド・ドゥ。チャーミングなプティ
な動きが沢山ある楽しい小編。
15.Ad Lib on Nippon 草刈、アルタンフヤグ、男性コールド
背景にでけえ赤丸。真っ赤な衣装の女王様と、かしずく野郎どもな図。四つんばい
男達がつくる橋の上を歩いたり、輪になった中央からリフトされて花となったり。
途中から、アルタンフヤグと草刈の絡み。ここでも女王様然変わらず。
16.Kinda Dukish Rockin'in Rhythm ホセ、ファビオ、クリス
ラテンフィーバーな黒人３人。
17.Take the"A"Train
背景に赤い鍵穴みたいな装置。黒のジャンプスーツの男子達が滑り降りながら、アピ
ールタイム。黒いミニの女性が加わり、モブダンス。ラストに背後の幕が開いて、
花形のソリストがしゃなり登場。加わって、居並んでの機関車ぶりダンス。曲もそう
だけど、スイングしまくりノリまくりのフィナーレ。