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 少年社中×ホチキス期間限定劇団 劇団 毛利と米山「銭に向け叫ぶ」

 @三軒茶屋 シアタートラム(2007/8/23-26 7ステージ)
 http://setagaya-pt.jp/
 一般3300円 当日3500円 平日マチネ割引3000円 当日3300円
 高校生以下1500円 友の会会員割引2800円 世田谷区民割引3000円
  @名古屋 愛知県芸術文化センター小ホール 8/23-26 3ステージ

 作:米山和仁[ホチキス] 演出:毛利亘宏[少年社中]
 舞台監督:杣谷昌洋 照明:伊藤考 音響:鏑木知宏 舞台美術:秋山光洋
 衣装:村瀬夏夜、有藤加奈子、谷野留美子 作曲:北方寛丈 演出助手:露木友子
 作曲:北方寛丈 宣伝デザイン:大澤悟郎 カバーイラスト:小玉久仁子
 制作:少年社中×ホチキス 主宰:少年社中 助成:芸術文化振興基金
 出演:
 井俣太良:天馬大吉(介護アイドル 天馬家次男)
 堀池直毅:値踏み次郎(自分の値段がわかるHPキャラ)
 大竹えり:安部良子(大吉のマネージャー)
 廿浦裕介:小杉純也(芸能プロ社長)
 村上直子:小杉満美子(純也の妻)

 長谷川太郎:天馬小吉(天馬家三男 高校生)
 杉山未央 :天馬奏(中吉の嫁)
 加藤敦 :天馬中吉(天馬家長男)

 小玉久仁子:籠本夏代(文具メーカー 派遣社員)
 齋藤美和子:本宮恵子(夏代の同僚)
 橋本哲臣 :東郷龍(総務課課長)
 江本和広 :ペヤング伊藤(企画部部長)

 井俣太良:ザリ神様(新興宗教教祖)
 加藤良子:桜田真(刑事)
 山川ありそ:蓮田康夫(刑事)
 森大 :北山武(娘を失った父親)
 中川智咲子:北山知恵(武の妻)
 船戸健太郎:ブラックジャック

 2007/8/26(日)猛暑 5:01-7:15PM(2'11)前方中央 客席7割(150?人)
 客層:20歳代中心、学生っぽい人多め。男女半々。
 客入れ:A席撤去。10分と5分前の2回予鈴、ほぼ定時に前説(ものまねピン芸)
 あり。誘導随時あり。折り込みチラシ厚め。折り込みパンフ A5裏表 役者写真と
 役柄解説付き相関図が親切。 物販。台本、Tシャツ ?円。 カーテンコール
 1回3分。
 
 久々の少年社中と未見のホチキス 2劇団コラボ上演。
 舞台。赤のストライプ幕、見せ物とののぼりと垂れ幕、上手下手にアーチ入口の
 天幕劇場風。

 お話。ぱっとしない男性アイドルと偶然から登場の値踏みサイト精霊。元恋人のマネ
 ージャーに頼り切りのアイドルはライバル出現もあせりがち。芸能プロの切手マニア
 社長は妻が疎ましく思い、つい殺人。のDVがちなアイドル兄は怪しい仕事をしてる
 らしく、同居する末っ子弟はあこがれる兄嫁とも心配。怪しい仕事とは新興宗教、
 その絡みで娘を亡くした夫婦と罪の意識を追った刑事。一方、文具メーカーの女性
 派遣社員はアイドルのグッズ買いすぎで借金まみれ。会社を休みがちも企画が認め
 られて出世のチャンス、応援する上司とやっかむ同僚。とまあパラレルにやがて収束
 な人生劇場。
 
 欲張り満腹も、意外とすっきり食べやすく。いくつかの物語を伏線ちりばめつつ
 収束の運び。移動平台を活用して、テンポ良くころころと展開。同時に2場面を見せ
 ながらとか間をあけない工夫あり。金が絡む話に自分の価値、自分探しが重なって、
 しんみりもこれがブレーキとなり、ごつごつ感。収束とカタルシスが一気呵成と
 いかず、もどかしさを感じるねこ。見せ物小屋らしい装置がまるで物語と繋がらず、
 不思議。また、デザイン入った衣装が印象。

 役者。しっかり濃い口ぞろい。うんでも突出なくまとまり、物足りなくてうーん。
 

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