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＠中野 中野 ザ・ポケット(2010/11/26−12/5 14ステージ)
http://www.pocketsquare.jp/the_pocket/index.html
全指定 前売・予約3800円 当日4000円 高校生以下3000円
11月26日〜29日：前半割引 3500円
作・演出：蓬莱竜太[モダンスイマーズ] プロデューサー：三田村周三
美術：香坂奈奈 照明：和田典夫（満平舎） 音響：小沢高史 衣裳：大野典子
舞台監督：金森勝 演出助手：高木泉 宣伝美術：由比まゆみ（egg design）
宣伝写真：大久保聡 制作：上田郁子(オフィス・ムべ)
出演：
斉藤暁 ：天童(社長・工場長)
伊東由美子[離風霊船]：キサエ(その妻)
栗田かおり：加山(事務員)
福本伸一[ラッパ屋]：佐野(工員)
古屋治男：木戸(工員)
高乃麗 ：大貫(工員)
水木英昭：ヒデ(工員)
和田ひろこ[ONEOR8]：ロザンナ(工員)
佐藤銀平：貴広(工場長の息子)
三田村周三：神林(老工員)
美香：愛
2010/11/29(月)晴 7:31-9:23PM(1'43)前方中央 客席満席(150？人)
客層：中年層中心に幅広く。男女半々。
客入れ：最前平床に椅子席3?列。ちょっと見上げる格好。折り込みチラシそれなり。
パンフ B5 オールカラー 3ページ。挨拶、写真付き配役、予定。
物販。はんこ200円、公演DVD 1500円。カーテンコール1回4分。長めにトーク。
蓬莱竜太を始め、優れた若手作家の書き下ろしを積極的に取り上げ続けた、ベテラン
・三田村さんの個人ユニット最終公演。
舞台。サーカス小屋かという天幕下に、歯車やら機械オブジェ。幕は間が空いてて、
葬式の幕にも見える。
お話。流れ作業の町工場。工場長の息子は閑職の老人に声をかけると半生語り。
家庭を顧みない父のおかげで赤貧の少年時代、いじめっ子から転じてヤクザとなり。
のし上がるも、親分の女と心通わせたのを誤解されて破門。後は転落しつづけて、
ホームレスとなったが、というもの。身の上に感じ入っていると最後にどんでん返し
があり。わが人生に悔いはあるのかないのか、その有り様を問いかける曲者作。
偏屈も生一本の根性持ちな、主人公老人に感慨。三田村さんはわがこと（だろう）と
渾身の演技で演じきり、見事。その真っ直ぐさを描きつつ、空の充足といった問題を
残すのがて、近年の蓬莱作品らしいところ。終演後も残る、かみ応えのある作品と
なり。
役者。種々エピソードと役柄を、実力ある俳優達が楽しげに演じて、充足。主人公が
思いを寄せる、ヤクザの情婦役・美香さん。美少女の面影変わらず、傷ましくも
愛らしい。
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