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＠上野 上野ストアハウス(2011/8/25-29 8ステージ)
http://www.storehouse.ne.jp/ueno/
全自由 前売2800円 当日3000円 平日昼割引（500円割引）
作・演出：中嶋康太 照明：南香織 音響：高橋真衣 舞台監督：本郷剛史
舞台美術：坂本遼 宣伝美術：関田浩平 宣伝写真:kirin
フライヤーモデル：北川未来 印刷：リトルウイング 協力：青山小劇場
制作・主催：Mrs.fictions
出演：
岡野康弘 ：清田(環境省？課 屋上長）
松本哲也[Defrosters]：宜保(自称透視能力者)
北川未来 ：魔美(女子高生 自称予知能力)
石井舞 ：ヤオイ(新興宗教教祖)
菊池祐太[コメディユニット磯川家]：稲川(ヤオイの秘書)
萱怜子 ：ユリ(霊感主婦)
夏見隆太 ：秋山(ホームレス)
今村圭佑 ：カゼッタ(自称宇宙人)
2011/8/28(日)晴 7:37-9:01PM(1'23)中段中央 客席ほぼ満員(90人)
客層：20歳代中心、中高年層ちらほら。男女半々。
客入れ：劇場近くの角に案内人を置いて親切。場内誘導も丁寧。入場時10人ほど。
ひな壇に椅子席10列ほどの見やすい新劇場。折り込みチラシそれなり。パンフ A5
3ページ。挨拶、配役、スタッフ、予定。次回公演。11月「日本の問題」フェスに
参加。物販。台本など。 カーテンコール1回1分。
作演出家集団ザ・ミセスフィクションズ、劇団ショーケース身上かと思ってた彼らの
本公演。なんと4年間で2度目の本公演は、卒論ならぬ卒業戯曲を大幅改訂した
作品とか。
舞台。学校かと思ったら省庁屋上。隅にホワイトボード、向かってパイプ椅子列で
教室風。上手に機械室な出っ張りと出入口。下手から後方に周囲のビル街。板に
窓開けて、舞台本体とも安っぽいくも、かわいい造り。
お話。隕石地球直撃、人類絶滅かもな日。なにを考えたのか、役所は超能力で阻止
することを企画(担当趣味？）。公募で集まった超能力者だが、これが役に立つんだか
立たないんだか不明。社会不適合、被虐、自傷ら訳ありの事情も浮かんでくるが、
なんか打ち解けてきたりして。
こんな終わりなら悪くない、なライトタッチコメディ。お気楽で安く、胡散臭いと
いうか、嘘っぽい一部始終。シリアスな状況と個々逆境も暗くならず、逆に残念な
やり取りが笑いを生み、妙に明るく展開。ヨーロッパ企画と同じテイストも感じ
させて好印象ねこ。
役者。今村圭佑。お惚けの電波系、実は寂しがりの不器用青年を真似が出来ない
コミカル演技でして印象。
おわりの回、アフタートーク 9:05-9:28PM(23)7，8割居残。
古川貴義[箱庭円舞曲]、今村圭佑、中嶋康太
古川 今村がずるいキャラになったとか、案の定女性に振られる役でよかったとか。
日芸の先輩で今村さんも世話になった話とか。
今村 書き直したが削れない部分もあった。（古川 震災後、フィクションについて
考えるのがしんどくなっているのに、どんな気持ちで上演したのか）
書けることは少なくなった。でもこの作品はすり抜けて、今の気分にあった。
震災で考えたのはまず自分のこと。逃げ足の速さは自信があったが、今回はどう
しようもない。どんな気分で終わったらベストかな、と考えたのが反映された。
古川 (感想は)超爽やか(笑）。
今村 終わるとわかったら、爽やかに終わりたい。
古川 最後に記念写真と撮るし。誰も終わりには触れないようにしてたのかなと、
ざわッとした。
質問コーナー 最初に質問した人にサイケデリコ(霊感主婦）のサイン入り色紙を
上げます。だれも手を上げないので、逆指名をすることに。
Q1なぜ記念写真をみんなで撮ったのか。
今村 カメラを頼りにして刻むみたいな。初演は日時入りの写真(絵）を最後に
出した。ラストは隕石が落ちたのか落ちなかったのか。落ちてもハッピーだと。
Q2登場人物がDVを受けていたりするが、社会性を入れたのは何故か。
弱点を抱えた人を扱わざるを得ない。ギミックとして選んだ。自分がこうなら
しんどいけど。きざっぽい人を嫌悪していたが、よかれと思ってやっている人達が
いる。悪人ではない。
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