＠渋谷 シアターコクーン（2013/3/8-31 28ステージ）
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
全指定9500円
＠大阪 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ 4/4-10 8ステージ
＠愛知 刈谷市総合文化センター 大ホール 4/13-14 4ステージ
原作：滝沢馬琴 台本：青木豪 演出：河原雅彦 舞台美術:二村周作
照明:笠原俊幸 音響:大木裕介(SoundBusters) 衣裳:伊賀大介
ヘアメイク:大和田一美(APREA) 映像:上田大樹(&FICTION!) 音楽:和田俊輔
アクション・殺陣指導:前田悟、田尻茂一 ステージング:近藤良平［コンドルズ］
演出助手:則岡正昭 舞台監督:幸光順平 劇中曲歌唱:新良エツ子(てらりすと)、
PieceofCake(伊藤大輔、MaL) 宣伝:宇津宮明美(る・ひまわり)
制作&プロデューサー:大矢亜由美 宣伝美術:坂本志保
主催・製作:㈱森崎事務所M&Oplays
出演：
阿部サダヲ［大人計画］：犬塚信乃
瀬戸康史 ：犬川荘助(額蔵)
津田寛治 ：犬山道節
中村倫也 ：犬坂毛野
近藤公園［大人計画］：犬村大角(角太郎)
尾上寛之 ：犬飼現八
太賀 ：犬江親兵衛(大八)
辰巳智秋［ブラジル］：犬田小文吾
二階堂ふみ：浜路
田辺誠一 ：大法師(金碗大輔)
増沢望 ：網乾左母二郎、里見義実
佐藤誓 ：番作、大塚蟇六、陣代・新織
内田慈 ：大塚亀篠、雛衣、伏姫
前田悟 ：軍木五倍二
横山一敏 ：赤岩一角
河原雅彦 ：簸上宮六
松浦俊秀 ：駕籠かき、黒衣他
松上順也 ：田楽、黒衣他
柏木佑太 ：田楽、黒衣他
山中アラタ：家臣、村人他
仁村俊祐 ：家臣、討手他
桐島一也 ：簸上家来、討手他
白井悟 ：駕籠かき、黒衣他
西川瑞 ：簸上家来、田楽他
黒岩司 ：家臣 討手他
太鼓奏者 はせみきた 小泉謙一 柳川立行
2013/3/8(金)晴 6:35-9:25PM(75/休20/61)1F最前方上手 客席満員(740人)
客層：20-30才代中心にほぼ全員女性。
客入れ：通常客席、立ち見はなかった模様。平日6:30開演とあって間際に満席。
折り込みチラシそれなり。パンフ A4 1枚。配役、スタッフ。
物販。パンフ B5幅広 1500円。手拭い1000円。巾着800円。ポスター500円。
パンフだけ売場をあり。9:21ＰＭ終演、カーテンコール3回4分。
大長編古典原作から、犬塚信乃を主人公に潤色した舞台。
舞台。和太鼓搭載の山車二基が常駐、殺陣のみならず場を盛り立て。主人公達を
乗せてのバトルシーンがあるのでお楽しみに。装置は持ちこみ式、幕に動物とか
プロジェクションマッピング。
お話。里見家敗走とも、宝刀・村雨丸を託された番作は故郷に落ち延びる。しかし
権勢は蟇六夫婦に奪われており、性を犬塚として隠とん、一子・信乃をもうける。
蟇六夫婦は村雨丸を奪おうと画策、信乃の飼い犬が管領家の書面を壊したと言い
掛かりを附けてくる。罠をかわすため、番作はおのが命と引換に信乃を救い、
村雨丸を再興された公方家へ謙譲するよう託す。ここから同じ珠と痣をもつ剣士達
との出会い、許婚浜路の悲運が始まるわけです。よく知られた伏姫・八房の因縁は
ずっと後半で謎解きのように語られ。
スタバ二層、混ぜないと後で苦いキャラメルマキアート。まず甘い前半。お楽しみの
阿部サダヲは期待通りに意外性のあるキャラ。奇声で始まる冒頭から独特の口語口調
でつっこみ笑いを掠い。青年漫画な周囲の中で少年ジャンプ、ダークな展開の中、
三頭身の愛されキャラを通し。ブライテスト(破天荒か）な性格が危機を破るラスト
に繋がって快哉ねこ。
信乃の冒険ＲＰＧと、ニューカマー、イベント続々。真顔の相手に、三頭身の阿部が
面白く絡んでいちいち愉快。それぞれの砕けぶりもまた。猪突猛進のテンポは、
本気の殺陣で更にヒートアップ。和太鼓二基の効果大。三頭身の阿部は六頭身に
グローイングアップしてかっこよし。
どんでん返しの終盤にドキドキ。戦争ら大義名分に疑問と苦言、人間の愚かしさに
ちくり、さらに反問と今に重ねる問題を提示。うーみ、辛口苦みの塊が…。もう
ちと混ぜてもらうと助かったかも。
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