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＠小竹向原 アトリエ春風舎(2014/8/2-7 8ステージ）
全自由 2500円 学生2000円 当日券300円増 初日マチネ2000円
原作：森下なる美(「キープ」より) 脚本・演出：森山貴邦(青年団／劇団森キリン)
舞台美術：澁澤 萌 照明：山岡茉友子(青年団) 音響：中村光彩
舞台監督：加藤 唯 宣伝美術：山下 稔 制作：飯塚なな子
http://ameblo.jp/gekidanmorikirin/
出演：
大原千秋(劇団あんぶれら)：吉本りさ
吉原真理(劇団森キリン) ：吉本はじめ(その弟)
渡邊ひかる ：松井かなみ(はじめの恋人)
本間玲音 ：竹内まり(かなみの先輩)
佐治静 ：リサ
荒井るり子 ：マリ
森下なる美(劇団森キリン)：ダレカ （誰でもないダレカ)
野島昭平
岩﨑喜彦
2014/8/5(火)晴 7:35ｰ8:53PM(1'17)中段中央 客席満席(30人)
客層：20-30才台中心、男性過半数かな。
客入れ：開場時5、6人。椅子4列。折り込みチラシそれなり。パンフ A5 3ページ。
カーテンコール1回。
初見。
舞台。ほとんどをらせんな斜路装置。上手に軸なステージをおいたスクリュー状。
下手に11個の半透過風船が浮かび。天井から裸電球いくつかとミラーボール１。
お話。家族(姉弟）、恋人、友人、会社や学校の先輩後輩の人間関係が交錯。個々人
のモノローグと対話を重ね、浮かんでくるのは親に疎まれた子供時代、癒えない心の
傷。取り残された今、どう受け止めて生きていくかの群像劇。
愛の乞食達がエゴをぶつけ合い、受け入れまた立ちきる物語。見る者が混乱に陥り
そうなところに、思いがけない相関を織り込んで最後まで物語り。誰でもないダレカ
の詩的な対話が、影になって心象を補填。円形装置で関係の距離感や、危うい立場を
即物的に現し。工夫がリズムやアクセントとなって、言葉に寄りがちな内省の舞台を
受け入れやすくし。平凡を愛し、思慮を欠いたよな主人公恋人(渡邊)がすったもんだ
に直面し、寛容に逞しくなっていくのに微笑み、好感ねこ。
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